心狂#46
https://suno.com/song/a589b742-e6b0-47b7-8961-78dde0de4690
ピアノを弾きたくなった心狂、
「あんまり、うまくできなかった」
短すぎるし、中には聞くに絶えないのかもしれない、それでも、音楽の旅を通して
影響を受けて挑戦してみたことに
無意味なんてことはないと思い、
青空に向かってピアノを弾いて
歌う。
大事なのは人の数の多さじゃない
自分の心に響いたかどうかだ。
心狂は誰かの感性に従うことは
せず、己の思ったことを
そのままに歌詞にのせる。
だが、大衆というブレーキが
発想の邪魔をすることもあった。
「世間よ、どうして、ワタシを止めるのだ」
世間は神様なのだろうか。
頭を振り払って歌詞を書く
物語を書いて、刻印に刻む。
音となって
螺旋階段を作ると同時に
蓄積される毒じみた壺は
確かに彼女の心の中に、
だからこそ、心狂は
兄に向かってつとめて明るく
「ダイジョウブダカラ」
笑顔の下にはニーハイが沈んでいた。
呪文
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