ウェスティリア国史⑥
議長「今回の議題は諜報員がもたらした報告の件だ•••国防大臣は速やかに意見をまとめて寄越せと仰せだ」
軍人A「あの自分を勇者だと言い張る赤髪のお転婆娘の事ですか?それともグランゼンのカミラ?」
議長「それだけでは無い……どうやらベアトリスなる者が敵意剥き出しとの事だ」
軍人B「これ以上は戦線を拡大出来ませんよ!ただでさえ海賊やドラゴンや湖でやらかした馬鹿のせいで暴れてる蛇や蛮族の件で人員も武装も割けないんだ!」
軍人C「海賊は水上警察に任せればいいだろ…」
軍人D「あんたね!水上警察だって通常の仕事があるんだよ?!海賊退治に人員を割いて見給え!国の治安が悪化して国民の不満が軍に向くぞ!」
軍人C「それぐらい!私も!知ってますよ!」
議長「諸君!落ち着いて!落ち着いて!その件は大臣が提督に伝えたとの事だ…それよりも厄介者の件だ」
軍人Z「議長!私はカミラに戦力を傾けるべきかと!」
軍人L「いやベアトリスに……」
今日も喧々諤々と定例の軍事会議は夜遅くまで続く•••しかし安心してほしいこの国では『会議は踊るされど進まず』にはならないのだから
呪文
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