小説『トロイツカの日記』【ニャンノ世界】
『トロイツカの日記』
これは、思想を綴った空想である。大義を装って、チョコミンテルンに従属したように見せかけつつの意思であるのだから…、こんな趣旨に反した思想というものは、トップたるもの、中心たる者にとって、其は弾圧すべき対象になるのかもしれない。しかし、ジョアンナ・トロイツカは此処に書き記す。
社会全てがチョコミンテルンに染まり水色になることを強制するのならば、彼女はストロペリー色のような赤色でありたいと願った。
時の指導者は、激怒するだろう…
だが、彼女にとって、
ジョアンナ・トロイツカにとって、そんなことは空虚なものであり、大事なのは個々人の意思たる行動原理によってのみ、改革というものは、なされるわけであり…
と、此処で彼女、ジョアンナは
気づく…
指導者は夢想家たるものか…
独善的でなければ、強行的な改革などできぬのだから、自らが主導者として立ち上がればよいのではないかと…
彼女は活動家としての片鱗を覗かせていく。
〈トロイツカの日記〉の著者にして活動家の彼女は
シャレクトバニア連合にて絶対的な一党独裁の体制を揺るがしていく…、チョコミンテルンによる支配にとらわれぬ、赤の星を軸とした
希望的観測の社会構築は、
何たるものかを理解できずとも、
其が新しい風を呼び起こすことは 自明のものであった。
思考領域に響け星…
赤い星に向かって走りだそう!
という現実などないことであり
実際は、これは厨Zwei病的な価値観であることをジョアンナは自覚しつつ、1人の小市民として過ごすのみで、空想活動家の戯れ言である。
空想は現実ではないからこそ、
気楽で楽しめ、受け入れられるのだろうから。
問題なのは、現実に足を踏み込んでしまったから、空想ではなく、厄災じみたものになってしまうのだろうから。
と、津々浦々、綴りて日記と成すのだった。
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