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発勁の使い手ヤンファちゃん(仮名)全裸待機

使用したAI NovelAI
離れたところから様子を伺う。
思ってたより人数は少ないな。
ごろつきの寄せ集めと言ったところか。
ふむ、おそこに居るのがおそらくこの隊を率いている奴か。かなりの大男だが、アレくらいならこれ迄にも戦ってブチのめしてきた。
動きのトロいやつ程やり易い相手はいない。
いくら力があろうが当たらなければ意味がない。

しばらく観察していたが、隊長らしき男が野営から離れて歩いていく。しかも1人で。
辺りを見回してみたが、他には誰もいないらしい。
これはもしかしてチャンスなのでは!
流石にこの隊全員を1人で相手にするには骨が折れる。いくら私でも囲まれてしまってはやられてしまうだろうが、一対一なら大男だろうが負ける気はしない。
隊長を倒せばごろつきの集団の事だ。隊は崩壊して離散するだろう。
男が充分に野営のテントから離れたのを見計らい、静かに男とテントの間に移動する。走って逃げられても困る。まぁ、スピード比べで負ける気はさらさら無いが。
「おいお前、あの隊の隊長だな!」
「あぁ、そうだが。」
男が振り返りもせずに言う。
「お前に恨みは無いんだが、お前の首にはかなりの額の賞金がかかってるんでね。済まないがぶちのめして役人に突き出させてもらう。」
「ちょっと小便したいんだ。話はその後だ。」

「待たせたな。ん?武器は?お前素手でやんのか?」
「私の武器はこの拳だ。」
「そうか、じゃあ俺もこいつは要らねえな」
男は腰の剣を鞘ごと地面に投げ捨てる。
馬鹿か?この男。
「お前はこっちに合わせなくても武器を使っていいんだぞ!」
「ん、まぁ久しぶりだがらなまってねえか自分でも自信はねえが。なんとかなるだろ。」
女だと思ってなめてるのか?ふざけやがって!
「それよりもお前これは遊びじゃ無いんだ。
その拳が武器というなら今からするのは命のやり取り。負けたらどうなるか分かってるんだろうな?」
男が鎧を脱いでボロ着一枚になって言う。
「心配には及ばんよ。私に負けは無いから。」

私の気を纏った右の拳が男の脇腹に入った。
遅すぎるな。動きが。所詮ごろつきの親分か。
苦悶の表情を浮かべて倒れ込む男。・・・を
想像していたが、男は平然とそこに立っている。
な、何故?
「ん〜、悪くは無いんだが。」
気合いが足りないんだよな。もっと声出していけよ。
「だ、黙れ!この脳筋野郎!」
「口の悪い女だな。特別に気の上手な使い方ってのを身をもって教えてやる。打ってきなさい。」
ニヤニヤしながら男が言う。
こんなごろつき風情に舐められてたまるか。
腰を落とし深呼吸して乱れた呼吸を整える。
低い姿勢のまま一直線に男の腹目掛けて突撃する。
男は右足を少し上げたかと思うと、くるっと回転してこちらに一歩踏み出す。足が地面に着くと同時に
「はぁあ!」
男の口から物凄い大音量の気合いが放たれる。
と、同時に目の前に現れた巨大な背中に私の一撃が放たれた瞬間、吹き飛ばされたのは私の方だった。


吹き飛ばされた私は地面で横たわったままだ。
先程の男の咆哮を聞いてテントから男達がゾロゾロ出て来ている。まずい!逃げないと。
意識ははっきりしているが、体が雷にでも打たれたように痺れて力が入らない。
「発勁なんて珍しいもん使うやつまだ居たんだな。
誰に教えてもらった?」
「師匠だ、師匠のランカンだ!」
「ああ、そりゃ駄目だ。あいつに教えたの俺だから。」
集まってきた男共にすっかり周りを囲まれてしまった。師匠の師匠だと?!
喧嘩を売る相手を間違えた、ヤバいな。これは。


テントから出てきた奴らが女を取り囲む。
いきなり襲いかかったりする奴は居ない。
「フィーバスさん、大丈夫ですか?まぁ大丈夫なのは見たら分かりますけど。」
「ん、まあな。俺にかかってる賞金に目が眩んだらしいわ。」
女がヨロヨロと立ち上がる。
「おい、お前の負けだが文句は無いな。」
女は無言だ。
「早速だが服脱いで裸になってくれるか?動くの辛いところ申し訳ないんだが。」
これだけの男に囲まれて観念したのかノロノロと服を脱ぎ始める。
上半身裸になったのを見て周りの男達から歓声が上がる。
「おい、すげえ体してやがるな。ムキムキじゃねえか。」
「たまらんな!1発やりてえ!」

「フィーバスさん、アイツの相手決まってるんですか?ねぇ」目がキラキラしている。
「いやまだ決まってねえ。お前は無い。」

時間を稼ぐためにできるだけゆっくり服を脱ぎながら取り囲む男達を気付かれないように確認する。
ざっと15人程か。
裸を人前で晒すのは堪らなく恥ずかしかったが、
まだ諦めたわけでは無い。
少しでも時間を稼いで体の痺れが取れるのと、この包囲網を抜け出す方法を考えている。
先程見回した時1人の男が目についた。
包囲した男の中でも飛び抜けて大男。と言うかかなりの不摂生で歩くのも辛そうな太った男。
位置的にも私の目の前に隊長、真後ろにデブ男が居る。デブの抜ければその先は森になっている。逃げ込めれば私に追いつける奴は居ないはず。足には自信ある。
考え事をしながら下着に手をかけ全て脱ぎ終え
全裸になってしまった。
体の痺れはもうほとんどない。
デブの方に飛び込んでかわして抜けるか、それとも一撃を叩き込んで強行突破か?
出たとこ勝負だ!
くるっと回転して隊長に背を向けるとデブに向かって突進する。
デブとその隣の男の隙間を駆け抜けるつもりだったが、横に広いデブの体がかなり邪魔をしている。
進路を少し変更し、デブの真正面から顔面に一撃を叩き込む。
デブがのけぞりその横をダッシュで駆け抜ける。
よし、上手くいった!
そう思った瞬間、腕が抜けそうなくらい左の腕を引っ張られた。私はよろけて再び男の輪の中に投げ飛ばされる。空を見上げて呆然とする私の視界にデブ男が入ってくる。
「惜しかったな。そう少しで森に逃げれたのに。」
隊長が笑いながら言っている。
「おい、女!これだけの男に囲まれて何で俺のところに突っ込んできた!」
男はかなり機嫌が悪そうだ。
「森に逃げたかっただけだ!」嘘ではないが、口が裂けてもデブで動きがトロそうだったからとは言えない。すると隊長が近づいてきて、私の口元に自分の耳を近づけて
「ん〜、なるほどな。なるほど。そうか。」
1人で何か言っている。私は何も言ってないぞ。
「自分では言いにくいそうだからそれについては俺が説明してやる。ざっと見渡して男達の中でデブで動きが一番トロ臭そうだから。見た目もムカついたからとりあえずお前殴ってスッキリしたかったんだとさ」
デブの顔色が見る見る真っ赤に変わっていく。
おい、私は何も言ってないぞ!半分は当たってるが。

デブと言われてアルカンの顔色が変わる。
こいつ、こんな体して被害妄想の塊みたいな奴だからな。怒ってる。怒ってる。
「アルカン、気持ちはわかるよ。この女はお前に任せる。」


嫌だ、こんな脂肪の塊絶対嫌だ!

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