小説『親切カタルシスは青空を紡ぐ』【ニャンノ世界】
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【絵物語SNS版】
【ニャンノ世界】
『親切カタルシスは青空を紡ぐ』
嬉しそうな顔は島に来てから、初めて見せた顔だった。其まで彼女が笑うことなんてなかった…、むしろ、どこか壊れていた。芯の中に歪な歯車があったのだろうか。師の勤めるGraPeaceUp学園にウツツとカタルシスは浪漫部に入部した常夏の日のこと…
【絵物語】
『親切カタルシスは青空を紡ぐ』
終末の青空とは思えないほどに
美しく、そして同時に、涙すらも出るほどに綺麗だった。
ニャンニャンダ島に暮らす
親切カタルシスは刹那的な空想に浸るのが好きだった。
現実が理不尽で、嘘と欺瞞で溢れていても、脳内の世界が構築されていれば、生きようと抱かせてくれる。だからこそ、GraPeaceUp学園で親切カタルシスは部長となった。
「ウツツくん、ワタシ、浪漫部の部長になったよ!」
「え?」
ウツツくんはワンフレーズ返答を返すのであった。
【絵物語SNS版】
【ニャンノ世界】
『親切カタルシスは青空を紡ぐ弐』
特異点、笑顔、機械ではなく、
本物の表情を見せてるのだろうか。ウツツには完全に、いや、理解はできていないが、彼女の魂が晴れに成りつつあるのを、言葉の流れで読み取る。島が成したのか、人が成したのか不明だが…良好だ。
【絵物語】
『親切カタルシスは青空を紡ぐ弐』
ウツツがなぜ、動揺したのか、
例えるなら太巻きである。
物語の断片の中に、すぐさま
ハンバーグの、それも
パンが入っていたとしたら、
君たちはどう思うだろう。
和食の中に洋食があって
中等半端だからか、
イラつくのか、
怒るのか、
静かに火山の中に溜めるのか
可笑しさに笑うのか…
そう、親切カタルシスは
ウツツを試している。
どんな反応をするのか、
物語的なフィルターで
彼を試しているのだ。
増幅する負の感情が貯まるのか
貶されたのか…
人というものは、思った通りの物語には動くことができない生物だから…
ウツツが親切カタルシスに返す
言葉は、
「その部活に入れってこと?」
と疑問符で問いかける。
上記の反応を抱くというレールにはもう疲れたのであるわけで…
それよりも、自然に対する
貴重さは終末における怪異が一般化した現代において、
平穏だというのを、ウツツは
感じているのだ…
そう、あの日の光景を
忘れたりはしないから…
いや、片時だって
忘れることなどできないから
【絵物語SNS版】
【ニャンノ世界】
『親切カタルシスは青空を紡ぐ弎』
彼女は微笑みながら、ウツツに問いかける。
「どうして、ワタシ達は生きてるのかな」
晴天戦役を生き延び、彼らは師の元にて学べども、親切は今を生きてるのかと、彼は思い気づく…
心理的な時間軸はあの頃に囚われてるのだと…救いがないから笑顔なのだと…
【絵物語】
『親切カタルシスは青空を紡ぐ弎』
ノイズがウツツの心を邪魔してくる、灰色の戦場…楽園とは異なる、地獄、怨嗟の言葉と、憎悪の涙、足を進め、生きてるのがやっとな地獄のショーケースの中を生き延びてきた。所属勢力は旅人、ウツツは、旅人に入って、親切カタルシスもその陣営に所属し、平穏を望んだ。
多数派だから、皆がいれば怖くないと、そう思っていた…、でも現実は違った。数の多さは勝敗を左右せず、安寧な信念は、確固たる信念のもとに打ち砕かれていった。
「僕たちは、生きてるのが奇跡だよな…」
なぜ、旅人陣営に所属し、生きてこられたのか…GraPeaceUp学園の学園長 阿刀Patriot快空の存在が大きい。
「黙れ…黙れ黙れ黙れ!」
頭をかきむしる、親切カタルシス、怪物の如く青空に向かって吼える
「お前達は知らない、空が単純にきれいなことを一文で終わらせ、簡略化させる貴様らが嫌いだ、全部が嫌いだ!嫌い嫌い嫌い、壊れてしまえ!」
足を蹴って砂煙、ウツツは、彼女の心にある、歴史が歪みを生んだのだと、大衆や群衆の声が、旅人におけるアイドルになって、
彼女はカタルシスは答えようとした、だけど、今となれば止めればよかったと、邪悪なる声によって、精神が崩壊したのだ。
たった一言、いや、それがきっかけで全てが黒波へと変わり、心を蝕んだのだと…知ってからは…
ウツツ自身も、彼女の気持ちが痛いほどわかるからこそ、胸に熱く流れる血潮をどうにかせんと、悩みの末に駆けつけたのが…
学園長だった。
「ねぇ、ウツツ…」
か細く声を発するカタルシスが
ウツツを見上げ、言葉を述べたのは
「どうして、ワタシは生きてるのかな…」
苦悩に満ちた今にも消え入りそうな心の硝子を見て、ウツツも苦しむのであった。
呪文
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