Epilogue.夕空の下、冒険の終わり。
一行は帰路につく。
既に日は暮れようとしていた。
ずっと地下に居た少女たちが知る由はないが、
各地でも同じように異変が起きていたようだ。
それも多くの人々の尽力によって収束しつつある。
いずれ平穏が訪れるであろう。
「それじゃ嬢ちゃん、またどこかでな」
「・・・うん。バイバイ、おじちゃん!」
少女の一言に衛兵の顔がひきつるが、
諦めたように手を振りながら去っていく。
・・・最後まで呼び方を正すことには失敗したようだ。
「さて、あたしたちも帰ろうか」
その場に残されたのは母親と少女の二人・・・と黒猫が一匹。
「・・・その子は?」
「にゃ!」
少女の脚にすり寄りながら黒猫が元気よく鳴く。
これには母親も苦笑いする。
「えと・・・ねこさん、つれてかえっちゃダメ?」
ともに行動していたこともあり、
ずいぶんと懐いてしまったようだ。
「・・・いいよ。あとで名前付けてあげないとね」
「うん!」
――小さな冒険の終わり。虹かかる、夕空の下。
ウェスティリアの長い一日が終わろうとしていた。
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