ゴーストガール 差分風 小説
冷たく、しかし湿った感触──生きているようで、生きていない何か。
微かな熱と、ぬるりとした感触が布団の奥から伝わってくる。
そっと布団をめくると、そこに立つのは白く艶めく肌の幽霊だった。
長く黒い髪が揺れ、顔は伏せられている。
言葉はない。息遣いすら漏れず、ただ唇だけが淡く震えていた。
視線の奥に強い意思を秘め、彼の身体へと近づいてくる。
幽霊は布団を押しのけ、膝を折って彼の股間に腰を落とした。
唇が肌に触れ、湿り気と冷たさが混ざる。
その瞬間、彼は全身の力を失い、抗うことも忘れていった。
動かず、言葉も発さず──しかし幽霊の呼吸は確かに熱を帯びていく。
微かな震えが腰や唇から伝わり、その度に空気が張り詰める。
舌の動きは緩やかだが確実に、彼の鼓動を引き上げる。
胸の奥から熱が押し上げ、彼の意識は蕩け始める。
幽霊の全身が微かに震え、肌に滴る冷たい汗が光を反射する。
声は発さずとも、その身体の細部がすべての感情を語っていた。
深い吐息の代わりに、微かな振動と熱だけが彼の感覚を支配する。
彼の呼吸が乱れ、鼓動が速まる。
全身が熱に支配され、視界は白く滲む。
そして──幽霊の唇に包まれた股間が、理性を越えた絶頂を告げる。
抑えきれぬ熱が一気に弾け、彼の身体が震え、射精が訪れる。
幽霊は微動だにせず、その唇の奥で全てを受け止める。
言葉はない。だがその沈黙は、最も濃密な応答だった。
胸元、指先、唇の微かな震え──それだけで彼女の興奮は確かに伝わる。
絶頂の波が過ぎた後も、幽霊はしばし腰を浮かせず、熱と冷たさのまま彼を包み込む。
視界が戻り、呼吸が落ち着く頃には、部屋には静かな余韻だけが残されていた。
言葉なき夜の儀式──それは二人だけの、秘めた交感だった。
エロい呪怨みたいなアングル
呪文
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