無敗の騎士・エミーはかく語りき
「もし、あの時別の道を選んでいたら…」そんな思いが頭をよぎる。だが、今さら戻ることはできない。ワシは騎士として生き、そして騎士として死ぬ運命なのだ。青春を棒に振ったことを後悔しながらも、ワシは再び剣を振り上げた。戦場での生き様が、ワシの全てなのだから───
しかし、ふとした瞬間に思いついた。「待てよ、やっぱりワシもそろそろ婚活でもしてみるか!よく考えたら騎士とか物騒じゃし、女子として!」剣を地面に突き刺し、ワシは大きく息を吸い込んだ。「よし、次の戦場は婚活パーティーじゃ!」と、ワシは笑いながら戦場を後にした。
「なに、と、特技だと…ですわ…ですか?剣の腕は無は…ゲホゲホッ!!け、剣を少々嗜んでおりまして……」
呪文
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