小説『虚飾と書いてコスプレと読むカルマ』【ニャンノ世界】
『虚飾と書いてコスプレと読むカルマ』
ループ、無限、再生、操作、
詳細、記録、繁栄、欺瞞、虚偽
壊滅、何度も繰り返し記録される
ビデオテープ、テープに映る眼の中に怪異が存在した。
其は何処かの怪異であり、天使か虚無なのかはわからない、
徒然シズクは、このコスプレの
中に真相というものが隠されてるのやもと…なりつつ、この空虚なる空間内にて変幻自在に変化する虚構を捉え、見続ける。
シズクは自身が、
どういう存在なのか、
コスプレを通じて
内なる影に語りかける
彼女は光、
なれど、同時に
闇、光、失うほどの
闇に覆われていた…
空虚なる残像が
蝕みて…
崩壊の連鎖を奏でていく
都市の景観が
幾分か
灰色に染まっていく
日常の中に非日常
これは真実か
あるいは欺瞞か
カルマが増加していく
理性で覆うための
仮面を用意すれど
足りないほどの
闇が広がっていく
白が黒に
光が闇へ
秋は冬へ
幾分か…季節が
真っ暗に憂鬱に
なっていくのを
シズクは感じていた。
『虚構のカンパネラ』
コスプレの姿でコーヒーを飲むシズク、
虚構か現実か…境界線が曖昧になりつつも
日常的な非日常じみた装飾を楽しむのだった。
『虚構のカンパネラ』
コスプレの姿でコーヒーを飲むシズク、
虚構か現実か…境界線が曖昧になりつつも
日常的な非日常じみた装飾を楽しむのだった。
呪文
入力なし