小説『THE・PRISM』【ニャンノ世界】
『THE・PRISM』
朝焼け…が昇るたびに
THE・PRISMの心は
憂鬱とペシミズムに陥る…
節制のタロットを有する者
姉妹の中で長女的だと思っていたが、実は異なり…
最近はTHE・TONEが人類の住まう下界で海水浴の管理人をしていることを聞き、海を泳ぎたくなったものの…
「Heart is Summer,But Real is Autumn,so it can't swimming」
と英語で喋るほどに…
心がShockを受けていた。
「不理図無さん、秋が楽しめるからいいじゃないですか」
特別顧問の竹場悠地が口を開く
「それでも、アタシはね~、気分で天候が変わったり、季節が変わったりしたら、いいなと思っただけなんすよ」
煙草を吸って、気分を和らげる
脳内では、いますぐにでも
湖や海を泳ぎたい
気分なのだが…
脳内だからこそ
可能なわけで、
実際に泳げば
冷たいことには
変わりなかった。
「空想、あるいは妄想、夢のなかで楽しめばいいんだろうな…とアタシは考えるわけですよ」
前方に、歪みが生じ、
黒き影が迫りて、刃を振りかざす
屍の刃、さながら、死神といったところか…
平日…ローテンションで
紡がれる、リズムに
タロットカードで鎌を弾き
「Blade・Impact」
紡いだ言葉に
反応するかのように
カードは目の前の屍を
一刀両断し、8つに分ける
「EightShipsFeathers (8艘飛び)」
襲いかかる影は、
不理図無のカードの前によって
霧散し消える
「世の中、不条理だなぁ」
呟きながら、
煙を吐く…
常識、非常識、無常識
秩序なんて、あるようで、
時には獣が顔を出す
終末じみた世の中なれど、
今日も陽光が顔を覗いて
微笑んでいるのが気にくわないかのごとく、気分はパンクでロックな不理図無であった。
THE・PRISMは終末世界を
生きる…、そこに大した理想や夢なんてない…あるのは、大地を踏みしめて、歩みを進めていくだけさ…
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 30
- Scale 7.0
- Seed 761420680
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength
- Noise
- Steps 30
- Scale 7.0
- Seed 761420680
- Sampler DPM++ 2M Karras