龍田ちゃんと秘密の監房
解体となった艦や近代化改修の失敗と称して船籍を抹消された艦が
泊地の何処かで一部の上級士官達に私的に「流用」されているとか・・・。
現に先日、デイリー消化で「解体」に回したはずの龍田が変わり果てた姿で目の前に拘束されている・・・。
「君もここを見つけてしまったようだね・・・。」急に背後から声がかかる。
「ちゅ、中将殿?!ここは一体・・・・。」
「見ての通り、士気高揚の為の機密の施設だよ。君も軍人なら軍の機密を漏らすような真似は慎み給え。
まぁ、黙っている限りここは自由に利用できるから精々英気を養い給え・・・。」
「し・・・しかし・・・。」
あまりの出来事に理解が追い付かない・・・。
しかし、目の前で力なく恨みがましい目を向けてくる拘束された龍田を見ていると
自分の中の黒いものが大きくなっていくのを感じたのだった・・・。
呪文
入力なし