小説『明日の構図は軍略だ』【ニャンノ世界】
『明日の構図は軍略だ』
献立の如く、戦略マップに
描く様はさながら、名将の気風を感じさせるものであった。
対芯夜境戒への防衛ラインを
架空の構図として導き出したるは
AIに頼ることをせずに培ってきた
自らの脳だからこそのものであった。
与えられた献立よりも
自らの献立によって得て
獲得した経験を重ねることこそが
地面に立っているのであり、
市販品たるジオラマよりも
構成された己が一から組んできた舞台にこそ、魂というものは宿るものであると、芯たる魂の名の下に着実に、しかして、地道に、領域や展開をゼロから一を生み出す創作者たらんと構図を苦悩しつつも考えるのであった。
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考え出した構図を基に
次は計画からの実践、
つまり、仮想敵である
芯夜境戒に対する軍事が
メタモル爺さんの導きだした
構図と上手く噛み合うのか
演習を通じて、模索するのである。情報収集および、発見、改善点を実践を通じて学び、次なる構想へと繋げていく。
戦略とは常に成功と勝利から成るものにあらず、敗北と失敗によって学び、積み重ねてきた経験によって構築されるものである。
表層ばかり見ていては気づかぬものが裏にあり、同時に進んでいるからこそ、芯夜境戒は、晴天アポカリプスで優勢を誇ることができたのだと思いつつ…
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