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乙女の重めの祈り

石造りの薄暗い儀式場。
中央の祭壇には淡い光を放つ魔法陣。
四人の魔女が、その周囲を取り囲んでいた。


---

隊長
「よし……儀式を始める」

(真剣な表情。空気が張り詰める)

新人
「すごい……! 本当に“古代契約魔法陣”を使えるなんて……!」

ギャル
(腕を組んでため息)
「はいはい、また始まったよ。“運命と契約”とか言ってたヤツね?」

姉さん
(やわらかく笑う)
「まあまあ、こう見えて隊長はこの国でも屈指の使い手なんだから」

新人
「でも、噂では……“魔王と契約してる”って……」

(場の空気が一瞬だけ重くなる)

ギャル
「てかそれ、聞いたことある。その力の代償に『魔王の呪いで彼氏ができない説』ってやつでしょ?」

姉さん
(くすっと笑いながら)
「それはない。
 この前、魔王本人に聞いたもの。
 “ワシも早く彼氏見てみたいわ〜”って言ってた」

新人
「……魔王ってそんな気軽にしゃべれる存在なんですか?」

ギャル
「姉さんクラスになると、居酒屋で飲んでるらしいよ」


---

◆ 回想:安い居酒屋の片隅
魔王「ないない!そんな呪いとか無いから!」(手をブンブン)
姉さん「そう言いながら、ちょっと優しい顔してたわね〜」
ジョッキをぶつけ合う二人。


---

再び、儀式場。
魔法陣がまばゆい光を放ち、空間が揺れる。

新人
「す、すごいエネルギーです!」

ギャル
「まさか本当に呼び出すつもり……?」

姉さん
「静かに。……来るわよ」

(光が爆発的に広がる)


---

光が収まる。
静寂の中、隊長がそっと目を開く。
両手を合わせ、胸の前で祈るように──

隊長
「……イケメンの彼氏ができますように」

(沈黙)


---

新人「…………」
ギャル「ぶはっ!」
姉さん「はぁ……またこれね」

魔法陣の残光がチラチラと瞬く中、
隊長は真顔のまま頬を赤らめ、
小声でつぶやいた。

隊長
「……本気なんだもん」


---

煙の中、笑い声とため息が混ざる。
夜の儀式は、今日も平和に幕を閉じた。

呪文

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