【セナ】黒エルフのセナへの招待状
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜過去編(1)北の国でよりインスパイア
「失礼します」
まず鼻を擽ったのは酒の香りだ。酷く甘ったるくて、シャティヨンの無表情が少しだけ歪む。
そして、真ん中に置かれた丸テーブルに突っ伏しているのが目的の女性か。伏せていても分かる背の高さ、今は潰れているが大きな胸、長い耳、そして褐色の肌。黒エルフらしい体型が全てを示している。
周囲に散らばる酒瓶を拾いつつ、その横を通り過ぎる。酒瓶はそのまま角にあるチェストの上に並べた。あとで片付けるつもりだろう。そのあとしっかりと閉まっていた木製の窓を解放すれば、一気に光が部屋に飛び込んでくる。今はまだ早朝で、外からの風は清々しい。
「風精霊シルフよ」
続いて唱えた願いにより、部屋の淀んだ空気を窓から吐き出す。
「う」
漸くお目覚めか、呻くような声が聞こえた。
「眩し……」
目を擦りつつ、黒エルフの女性は体を起こしたようだ。金色の髪は陽光を反射しキラキラと輝く。まあ寝癖が酷いので綺麗とは言い切れない。更に言えば伏せていた顔にもテーブルの跡があり、もう情け無くなるほどだった。
「……貴女がセナ=エンデヴァルですか? 私の話は通じるでしょうか?」
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