インストールしたらキス?(佐々木登場)
ありがとうございます💐
社長「どうだ、ゲームの評判は?」
コスプレ説明員「ぜんぜん説明聞いてもらえないです」
社長「説明の仕方が悪いんじゃないか」
説明員「今時、インストールで1万円なんてゲームありませんよ」
社長「そうか?だって面白くないから絶対にあとじゃ課金してもらえないよ。だから最初にぼったくらないと」
説明員「そんなこっちが面白くないって思っているゲームを発売しちゃ駄目でしょう」
社長「だってこれ以上、株主に発売延期を説明できなかったから」
説明員「どうしましょうか」
社長「じゃあ、この場でインストールさせたら一人につきボーナス2千円だそう」
説明員「ケチですね。」
社長「わかった3千円だ」
説明員「仕方ないですね。頑張ってみます」
説明員「やっぱり無理です~」
社長「かくなる上は奥の手を使おう」
説明員「なんです奥の手って?」
社長「インストールしてくれたらキスしちゃおう」
説明員「誰も社長のキスなんて欲しがりません!」
社長「私じゃないよ。君たちだよ」
説明員「ええええええ、私たちがですか!?」
社長「頼む!この通りだ!」
説明員「じゃあ一人5千円にしてもらえますか」
社長「う~~~ん、わかった5千円出そう」
説明員「じゃあ頑張ります!」
ゲームアプリをその場で課金してインストールしたら美少女コンパニオンがキスしてくれる
その噂はSNSを通じて瞬く間に幕張メッセ全体に伝わった。
さっきまで誰も寄り付かなかったブースは今は近づくのが困難なほど混雑していた。
説明員「(う?なんか臭い)え!、さ、佐々木(仮名).......さん」
佐々木「うぃ~すっ!SNSで話題になってるから えへっ 来ちゃった」
説明員「久しぶりですね(マジか)」
佐々木「インストールしたらキスしてくれるんだよね」
説明員「え?まぁ、一応そういうことになっているような、いないような」
佐々木「あそこにいる社長さんはキスしてもらえるって言ってたけど」
説明員「まぁならそうなんじゃないですか(臭いよ、どっか行けよ!)」
佐々木「僕もインストールしてキスしてもらおうかな」
説明員「でも佐々木さん、課金し過ぎてお金に困ってるって言ってませんでした」
佐々木「だからカメラ売り払ってきた。お金ならあるよ」
説明員「(うぁ!)でも大事なカメラ売ったお金なら大事にしなきゃ」
佐々木「大事なお金だから今使うんだよ」
説明員「でもこれクソゲーですよ。インストールしない方がいいですよ」
佐々木「クソゲーとか関係ないし、1万円でキスしてもらえることが重要」
説明員「(もう、最悪なんだけど)じゃあ待機列に並んでください」
佐々木「アカウント作り直したら、何回でもキスOKなんだよね」
説明員「多分、一人1回だと思います!」
佐々木「社長はリセマラOKって言ってたよ」
説明員「(あの社長!、相手見て言えよ)そう言えば、RQ風コンパニオンさんがいるブースがありましたよ。そっちに行ったらどうですか?」
佐々木「行ったよ。でも出禁くらった」
説明員「何したんですか?」
佐々木「僕の元嫁に馴れ馴れしくしてる弱弱しい若造がいたから殴った」
説明員「はぁ?(弱弱しいって、何やってんだよ)」
佐々木「兎に角、並んでくるから、また後でね」
説明員「........(もう休憩時間になることを祈るしかないよ)」
しかし、1万円を払って美人コスプレコンパニオンにキスしてもらおうと考えるのは、やはり多くの場合キモヲタであり、直ぐにそのことに気づいて後悔する彼女たちだった。
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