小説『思考砂漠のオアシス』【ニャンノ世界】
『思考砂漠のオアシス』
何も思い付かぬ時、
ニャアホコ先生は編集者の
斗柳葉琴代(とるは ことよ)に
コスプレをさせる。
だが、これでもない~、
あ~でもないと、迷走し続ける度に浮かんでくるは、混沌の煩悩と対峙してしまい、煩悩と理性の狭間で戦い続けるは修行僧たるものか…
ストームトルーパー
あえて、姿など見せぬことで
其処から浮かび上がりし
空想を鍛えるトレーニングである。
「空想のフォースを拡大化させる」
ニャアホコ先生は苦悩と煩悩と混沌を抱きし御方であるから、
最終的にシンプルな罪たるものを
構築しては、ぐぬぬとなって
悩むのである。
「先生はこれでいいと思ってるのですか」
「良くない、良くないにゃ!」
探究し続けるは、宝石を探すがごとく、当たり前のようでいて、難しい…
難しき空想たるもの
難しき創作世界たる
ニャアホコ先生を
斗柳葉(とるは)は見て、
嘆息するのだった。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。