そこまでだ!その女性から離れろっ!
辺りを見回したけど辺りには誰も見当たらない。
公園の茂みの奥の方からかっ!
そこには中年の太った男に襲われそうになっている女性が!
「嫌がっている人に何をするつもりですか?」
後ろから声をかけられ男は振り返る。
「何だ?いいとこなんだから邪魔すんじゃねえよ!」
男がこちらに向き直ると、女の人はそのスキに駆け出していく。
女の人が逃げたのなら私の目的は達成された。
相手が人間ならばこれ以上は私の専門外だ。
この人から距離をとってあとは警察に・・・
「おいっ!女が逃げたじゃねえか!てめえっ!1発や2発殴られた位で済むと思うなよっ!クソガキ!」
また男に間違えられた。訂正するつもりもないけど。
身を翻して走り出す。この場所から離れよう。
これで、スマホで警察に・・
「おい、何処いくんだよっ!このっ!」
えっ!早い!
ぼごっ!
腹にもらった1発で私は膝から崩れ落ちた。
気がつくと私は見知らぬ小さな部屋の中で目が覚めた。
「お前女だったんだな。女なら女って言ってくれれば殴ったりなんかしなかったのによ。仲良くしようぜ。裸の付き合いをよ。」
目の前にいる、ブリーフだけの男。
自分の姿を見て驚いた、裸・・・!
この男に脱がされた!
狭い部屋の中でさっきまで別の女性を襲おうとしていた男と一緒にいる恐怖。
体が震えてくる。
着ていた服も探してみたが目に見える所には置いていない。
ポケットに入れていた変身する為のアイテム「スイーツパクト」もない。
変身できない。なら逃げるしかない。服もないのに?裸で外へ逃げる?
「そら、目が覚めたんなら早速裸の付き合いだ。
男と勘違いして申し訳なかったな。気持ちしてやるから勘弁な。ほら、パンツ下ろしてコンニチハさせてくれよ。」
もっこりと前が膨らんだパンツ。
男はこちらに腰を突き出し膨らみを顔に押し付けてくる。
気持ち悪い・・・でも、全身を包み込む恐怖から男の指示に逆らうことができない。
両手をブリーフにかけてゆっくり下ろす。
下ろしてすぐに奥の塊が頭を現す。
あれ、大きさ・・・おかしくない?
ここに先っぽがあるって事は・・・
男の人のってこんなに・・大きいの?
ブリーフから解放された肉の塊が顔にぺちっと乗ってくる。
「胸はチイと小さいが。スレンダーでこうしてみるとたまらん女だな。さっきの女には逃げられたが、お前の方が上玉だったな。ありがとよ。」
男にのしかかられ、足の間に入ってきても抵抗できずになすがまま。ただ時が過ぎるのを待つだけだった。
終わった。。。
これで、帰れるの?
目の前にスイートパクトが放り出される。
「これ持ってるって事はよ。お前変身できるんだよな。知ってるんだぜ。これと同じ様なコンパクトで前に変身する奴見たことあるからよ。なんか変なバケモンと戦ってたな。お前とは違う女だったけどよ。目の前で変身するとこ見せてみろよ。」
こ、これはチャンスかもしれない!
変身すればこの男に勝てる・・かもしれない!
「おお、変身したら女っぽさが増してさらにチ◯ポにビンビンくる女になったじゃねえか!おらっ!股開いてそこに寝ろ!」
こ、怖いっ!!変身しても怖いっ!
心の奥底にたった今植え付けられたトラウマ。
彼女はその恐怖に飲まれ、変身した姿で再び犯されるのだった。
呪文
入力なし