小説『CafeRetroImmerZeit』【ニャンノ世界】
『CafeRetroImmerZeit』
メタモル爺さんは呟いた。
いつになったら、解放されるんやろうか~煙草を吸っては
イツカニャルケドの声が聞こえる。
「ふぁぁ~…みどれ~、ふぁ~」
甘いもんを食べ、ホットコーヒーでホットする。
2ページ目
Dramatica
通行人の2人はこれから、
何処へ行くのだろうか
夕飯を食べに来たのだろうか
あるいは…
などと、ピンクな空想を
膨らましてしまうのが
夜の魔力
怪物がいるんじゃないかと
思いつつ、かき氷で
頭を冷やしつつ…
内省する。
3ページ目
上手いじゃないかと
かき氷の味に舌鼓を打つ
メタモル爺さん、
しかし、此処で
決定的なことに気づく
苦悶するメタモル爺さん
「例題は示したつもりだけど…生徒には分かったのか…」
学園長としての
心配が味を変化させる
なんだからブルーハワイな
味がした。
4ページ
唐突に誰やねんその一…となるが、
彼らはニャンニャンダ島の和菓子店「田煉屋」の息子、
田煉屋柳一(ダレヤ リュウイチ)
甘いもんが好きで、よく此処の喫茶店に訪れる。
理由はメタモル爺さんやムチムチなお姉さんがよく通うし、
妹が貧相だったり、田煉屋柳一は
安心感を求めてメタモル爺さんのところに行き、よく会話を交わしている。
「跡取りになりたくはないんですよね、妹が貧相だけど、其をよしとする凄腕の職人来たらいいなって思ってます。」
「誰が貧相ですって!これでも好いてくれとる彼氏いるんだからね!」
バチン、叩かれて当然と思う
メタモル爺さんであった。
5ページ
男装したらイケメンと間違われる
田煉屋柳一の妹、
田煉屋川菜(ダレヤカワナ)
兄妹揃って、食堂部に入部しているのは、何だかんだいいながら
料理が好きでワクワクしているし、何よりも…食べてくれる人の笑顔が励みになっているからだ。
メタモル爺さんは思った。
「何だかんだ、好きじゃん料理が」
と、其を言われて、兄妹は満面の笑顔を浮かべるのでした。
呪文
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