プロンプト研究成果発表会(2) 肉厚&ムッチリな下半身プロポーションのスリム化【ネガティブプロンプト編】
というわけで前エントリ( https://www.chichi-pui.com/posts/9423cb04-812d-4473-b429-a7a7a934e594/ )の続きだよ。記事の「プロンプト研究成果」タグからまとめて見られるようにしておくよ。
ただコピペするだけでは芸がないよ。さらにその後の思いつきも実践してみて、ブラッシュアップを図っているよ。
結論を言うと、ムッチリ阻止はネガティブプロンプトだけでもどうにかなったよ。これらのプロンプトを入れない状態だとサンプル1、2枚目(サムネ連結画像の上側2枚)のようなムッチリが出るんだけど、入れると3枚目以降のような、シュッとした体型の腰回りになるよ。
■太もも、ウェストからヒップまわりを「大きくしない」指示
(wide hips:1.6, wide thighs and waist:1.5),(large and wide pelvic:1.5),
■「肉感的」な表現を抑制する指示
(voluptuous waist and hips:1.4),
ネガティブだけでどうにか出来たので、ポジティブで"small"などを入れて胸がつられて小さくなるとかの弊害を回避できたのは良かったよ。
一行目は、witde hips,thighs,waistでヒップ、太もも、ウェストがワイドになることを禁じ、同様に「骨盤(pelvic)」が広がるのを避けるよ。
二行目は補助的、おまけ的なもので効力は薄いけどないよりはマシっぽい指示で、「肉感的(volptuous)」な要素を避けさせているよ。
この二行のネガティブでしばらく出力して、指示がAIに「浸透」すると、後半の金髪女性程度の、程良い腰回りボリュームの画像が高確率で出力されるようになるよ。(それでもたまに狂ったようにムチムチしてるのが出てくる)
好みじゃないのに欧米人的ムチムチ画像が出てしまって困っている人は、これらのプロンプトを試してみるのもアリだと思うよ。でもぶっちゃけ、生成AIは「これまでどんな画像を出力してきたか」だとか、使用しているモデルだとかで出力画像の傾向がガラッと変わるので、他人の環境で本当に再現可能なのかどうか分からないところがあるよ。もし試して成功した、実感したという人がいたら、コメントなり「ちちぷい」でエントリを起こすなりしてみて欲しいよ。
困ってない人はこれを使うと、幼児体型というか異常に細い腰つきになってしまうので気を付けて欲しいよ。ただそれは裏を返せば、「顔は大人だが体型は幼児」的なキャラの出力には役立つかもしれないよ。これ実は重要な発見だなと思ったよ。
■↓続きを書いたよ。今度はポジティブプロンプトだけでどうにかできないかと思ったけど、ならなかったしその考えがそもそも間違いだったよ。
プロンプト研究成果発表会(3) 肉厚・ムッチリ肉感の抑制 ~ 「ポジティブ」プロンプトは否定・抑制に使わない方がよさげ
https://www.chichi-pui.com/posts/dc5cd385-9e59-43b1-847d-bdd659d790c4/
〈別の話題〉
サンプル画像に後ろ向き画像(バックショット)が多いのは、ポジティブに入れてあるプロンプトが、過去にあれこれ試していたバックショット用のプロンプトセットから、後ろ向きとかの指示を抜いて流用していたからではないかと思うよ。このように、「あるプロンプトのセット・組み合わせ」で多数の画像を出力していると、その「セット」に対する傾向が長い間AIに残ってしまうように感じることが多々あるよ。気のせいなのか、それともそういう「学習カス」みたいなものが残ることが本当にあるのか、疑問に感じているところだよ。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
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