小説『紅葉の道をバイクする』【ニャンノ世界】
『紅葉の道をバイクする』
幸多真子はヴェルノバラにて秋の峠をドライブする。
風が気持ちよく、心地よい海風もいいが、山の空気は、都市と比べて心地よいものであった。
彼女の妹は、両親の車に乗って道の駅にておちあう。自販機で缶コーヒーを買い飲む真子は、凛々しく、格好いい姉だと、妹の視点で、誇らしく感じた。
妹の姿を見た彼女は
「写真におさめたくなりますね」
とニヤニヤする真子、
妹は恥ずかしくなって赤面するが、仕返しとばかりにカメラを向けると姉の真子も赤面する。
撮る方が好きなのだが
撮られると恥ずかしくなるのは
やはり姉妹なのだろう…
夏から秋へうつろいゆく
思い出を刻みて
写真を撮るのだ。
呪文
入力なし