小説『華迅流の鍛練欠かさず』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『華迅流の鍛練欠かさず』
父の柊玲時は柊財閥の当主であり、娘の柊玲華は
常に優雅で華の路を歩む父を慕っていた。
「御父様、剣技願います」
華迅流の鍛練は欠かさない
朝に行う日課であり、1日足りとも怠ったことはなく、柊玲時は玲華のひたむきな所や頑張り屋な点に嬉しさを感じていた。
「いいよ、玲華、では剣参す」
切っ先から咲き誇る薔薇の剣劇
華があり、尚且つ迅速に…
「華迅流ー速ー!ー即ー!」
玲華は基本剣術を繰り出しつつ
対する玲時も基本剣術が繰り出す
娘の剣に対応しつつ…
出方を伺っていた。
相手を見ること
華迅流は無闇やたらに
露骨に猛り狂うのをよしとは
しなかった。
ゆえに知略の剣術とも呼ばれ
其こそが財閥戦争を勝ち抜いた
秘訣でもあった。
玲華の母であり玲時の妻、柊瑠美華は
墨林が入れた紅茶を飲みながら
詩編を紡いでいた。
彼女は歌姫として活躍し
華やな世界で蝶となった。
だからこそ、
今、眼前にて繰り広げられる研鑽を見て
この詩が浮かぶ
「優美は音楽、華麗は文学、段階の音を剣に込めて舞踏を持って舞っていく…さながら、蝶の如く」
と呟き微笑んだ。
呪文
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