小説『ラッコになっちゃった』【ニャンノ世界】
『ラッコになっちゃった』
ある日のことである
杜森芽恵はラッコになって
撮影者くんもラッコになってしまった
しかし、彼らはラッコになったという事実を受け入れて、ニャンニャンダ島の海をプカプカ泳いだり、時には路上でおしっこをしても…ケモノだから、これは自然の摂理だという認識で、人間は見ているのだと気づく…むしろ、モフモフで可愛いと
撫でてくれたり、美味しいものを食べさせてくれた。
彼らは思った…ラッコになったという不条理は一見すると理不尽のように思えたが、この奇妙にゃ体験は、可能性を大きく広げる転換点となって、彼らを大きく飛躍させるのであった。
「撮影者くん、これ人間になってたら、ヤバイことになってたねヤバドルだね」
と、撮影者くんと話しつつ
ラッコの姿であったことに感謝しながらホタテを食らって命を繋ぐのであった。
呪文
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