『魔王軍侵攻の決着?』魔王姫
『ふはははっ! すっごい楽しくなってきたから、ここいらで一発極大魔法でもいってみようか!!』
???
『待ってもらおう。真にして祖の力を持つ吸血鬼よ』
災厄竜
『こ、これは魔王姫様!』
~次元の狭間より魔王姫、現る~
魔王姫
『此度の侵攻は目的を達せられた。そしてそこなボロボロになっている竜は妾の大事な友人。どうか宝物と引き換えに見逃してはくれまいか?』
アビ子
『えー、せっかくいい感じに極大魔法が撃てると思ったのに…………撃ってからでもいい?』
魔王姫
『にっこり笑ってなにをおっかないこといっておるのだ!? ヤバイぞこやつマジだぞ!? ほら! お前も人型になって許しを請うのだ!!』
災厄竜
『え、えーっと、人型になるの苦手なんだが…………こうか?』
~竜子になった災厄竜~
アビ子
『中華系、巨乳、黒髪美女……いいものみれたので、おっけー、行ってよし!(`・ω・´)ゞ』
竜子
『許された価値基準がわからんのだが………』
魔王姫
『余計な事を言うでない! この者の気が変わらぬうちに帰るぞ! ほれ、宝物は宝箱に入れておいたからな! ではまた会わないことを祈る!!』
~次元の狭間に消えていく魔王姫と竜子~
アビ子
『行ってしまった……せっかく美人と知り合いになれるチャンスだったのに』
ミナト
『いやまあ、それはいいとしてさ。一つ聞きたいんだけど…………その手に残ってるヤバ気な魔法、どうすんの?』
アビ子
『…………どうしようね? なにげに今更消せないんだよ。あ、そうだ。ここいらさっきの竜との戦いで荒れ放題だし、ちょっとくらい更に荒れたって大丈夫だよな?
とりあえず人の気配がない向こうに投げればいいか。あ、そーれ』
ミナト
『は? そんな危険物を気軽に放る気って……あ』
シオン
『……あーあ、やっちゃった』
ルルイエ
『おいまて……こんな遮蔽物がほとんどないとこで、んなもん爆発したら……』
ガリア
『…………うわぁ、終わった』
遠い本拠地にある城からも、闇夜に咲いた大爆発が見えたのだという。
呪文
入力なし