御神体様の身代わりにされてしまった、とらねずみさんちの白きつねさん
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何とも迷惑な話ではありますが、うちの御神体様が「大神様」の怒りに触れ、獅子にされてしまい
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稲荷神社のお社に入れなくなりました。
(きつね以外お社に入れない規則になっています!!)
そこで、神主が尻尾を失くした御神体様のお見舞いに来てくれた白きつねさんに頼み込み、御神体様の代わりにお社に入って頂くことにしたのであった。
優しい白きつねさんは、戸惑いながらも引き受けてくださり、お社へ入られたのだが・・・・。
参拝客「おおっ!!御神体様がお見えになられたぞ!!」
参拝客「あ~ありがたや、ありがたや~。」
大勢の参拝客がひっきりなしにやってくる。
そんな様子をお社の中か眺めていた白キツネさん。
緊張と、何だか自分が参拝客を騙しているのではないかと思っているようで、少し涙を浮かべている。
神主「白きつね殿、申し訳ない・・・。」
お社の裏で白キツネさんに対して土下座をする神主。
しかし、このトラブルの張本人である御神体様は、必死で神通力を使って元の姿に戻ろうとしている。
しかし、戻らない。
神主「ご、御神体様!!今はそのような事に力を使う時では御座いません!!早く、白キツネ殿の疲労を回復させてあげてくだされ!!」
画像1枚目~4枚目のような感じで疲れていっている様子
4枚目のような表情になったら「回復」(ヒール)をかけるといった感じで1日頑張ってもらったようだ。
おかげで、全ての参拝客を願いを聞き入れる事が出来たようだ。
後は御神体様が元に戻ったら、願い事を叶えればよい。
白キツネさん「はぁぁぁ~っ。疲れましたわ。」
神主「本当に、有難う御座いました!!」
御神体様「わたくしのせいで、申し訳ありません。」
二人して深々とお辞儀をした。
白きつねさん「ああ、そんな、お顔をお上げください。こちらも、良い経験が出来ました。」
と、白キツネさんがお辞儀を返したとき、白キツネさんから何かが落ちた。
よく見ると、真っ黒に焦げた料理がはいった弁当であった。
白キツネさん「あ、これは、うちのさくらちゃんが御神体様への差し入れとして、私に持たせたものです。でも、こんなに焦げちゃってますから、私がたべ・・・・。」
と、まだ話が終わる前に御神体様が弁当を手に取って、泣きながら食べ始めた。
白キツネさん「そ、そんな・・・無理に食べなくても良いのですよ・・・?私たちは、さくらちゃんの料理に慣れてますけど・・・。」
御神体様「いいえっ!!こんなわたくしの為に、さくらさんが作ってくださったんですもの!!食べなければ罰が当たりますわ!!」
・・・・その時である。
ぽん!!ぽん!!
という音がしたかと思うと、御神体様の耳と尻尾が元に戻ったではありませんか。
恐らく、白キツネさんとさくらちゃんの人を思う優しい気持ち、それを素直に受け取った御神体様を見て、「大神様」が許してくださったようだ。
白きつねさん「も、戻った、良かったですね!!」
御神体様「ほ、本当ですわ!!有難う御座いました!!」
神主「これに懲りたら、もう悪戯はなさらん事ですな!!」
御神体様「は、はぁ~い・・・。」
白キツネさん「でも、これだとどちらが神様だかわからないですね!!ふふっ。」
この後、一同が笑いに包まれた。
この日は、白きつねさんに神社でお泊り頂き、丁重にもてなしたんだそうな。
とらねずみさんちの子に、うちの稲荷神社は救われました。
本当に、有難う御座いました。
おわり。
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