白い月が満ちる夜 1-3
貰った紅茶も3杯目 チラっと外を見ると少し強まった雨がまだ降っている
「そうね…」
舞元さんは表情を変えずにカップを傾ける
会話が続かない訳じゃない。話すことはいっぱいあるから 学校のこと、勉強のこと、休んでたこと、ネタに困る事はまだない。でも…
(ちょっと気まずいかな〜!!)
返事が空返事なんだよ…困ってはないよ?でも会話の手札がドンドン減っていく
「じゃあ私はそろそろおいとまを…」
飲み終わったカップをカチャリと置いて立ち上がった。
「この雨の中帰る気?私がびしょ濡れになるってわかって追い出すわけないじゃない」
肩を押さえてペタンと椅子に戻された
優しいんだよなぁ〜言葉が少ないだけで
「大丈夫だよ。そんな大降りじゃないし…」
「わかったわ。佐々木に送らせるわ」
「佐々木?」
「さっきのメイドよ」
佐々木さんっていうのか…ちょっと対応が冷たいから遠慮したい…とは言えないよねw
「決まりね。そう決まったら佐々木を…」
窓の外を見ていた舞元さんの言葉が止まる
「あの人また…ッ!」
「どうしたの?」
釣られて窓の外を見るとちょうど佐々木さんだ
こんな雨降りに傘も刺さずに森の中に入っていく
「最近無断であぁやって外に出るのよ。しかも私が何かしらで目を離してるタイミングを見計らってね」
「お仕事の都合じゃないの?」
「今から夕飯食べてお風呂入って寝るくらいしかないのに雨降りに少し歩いて使われてない倉庫まで行くのが仕事?」
「わからないけど…」
確かに不自然…なのかな? 業務はよく知らないし断定は出来ない
「行くわよ」
「へ?」
スっと立ち上がって私に手を伸ばす。おずおずと伸ばす私の手を取り引っ張りあげた
「どうせサボりでしょ?もう我慢ならない!現行犯でとっちめてやる!」
「あぁっと…待ってよ舞元さん!」
屋敷を飛び出した舞元さんを追っ掛ける
森へ伸びる道を水溜まりを飛び越して追い掛ける
すると小さな古びた木小屋が見えてきた
「ちょっと佐々木さんっ!!」
「お、お邪魔します…」
バンッ!と勢いよく入った舞元さんに続いて中に入る。しかしそこに居るはずだった佐々木さんはそこにはいなかった…
アイディア 60 →42 成功
(あれ?この部屋…)
外は古びた木小屋だったのに中に入るとプレハブ小屋になっている…プレハブ小屋をわざわざ木小屋を被せてるような しかも中はそんなに古くない
まるで中を隠してるような…
「舞元さん…この部屋…」
「変ね」
「?」
舞元さんの疑問は私の疑問とは全く違った
「ここしか行くところは無いはずなのに…」
ひより 目星 65→ 24成功
月 目星 ??→??
「舞元さん…ここ。」
「?…なにかしら?」
部屋の端の床 見にくいけど開くようになってる
その先には地下に続く階段が隠されてた
「こんなの私知らないわ…」
「…」
家主…でいいのかな?そんな舞元さんも知らないなんて…
「行きましょう。きっとこの先よ」
「う、うん…」
どんどん先に進む舞元さんを追い掛けるように先に進む。階段は質素な造りで降りきった所には明かりがついている
「やっぱりこの先に居るわね。ここの事も問いたださないと!」
舞元さんの後ろを歩きながら私は漠然とした不安を感じていた…
呪文
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- Scale 7.0
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