シリーズ鬼武者1/スマホ壁紙アーカイブ
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【鬼武者】
血しぶきが宙を裂き、漆黒の鎧が戦場の闇に沈む。
戦国の世、修羅のごとく戦場を駆ける男がいた。名を柊真(しゅうま)。
幼き日に鬼の血を継ぐ宿命を与えられ、無敵の剣士として名を馳せたが、その強さは人の理を超えすぎていた。
「お前は人か、鬼か――」
かつての主君にそう問われた夜、柊真はすべてを捨てた。
戦場を彷徨う亡霊となり、ただ斬ることだけを己の使命とする。
しかし今宵、月下に響く亡者の叫び。
鬼の力を求め、戦国を超えてなお続く者たちの野望が、柊真を再び戦場へと駆り立てる。
血を浴び、闇に沈みながらも、鬼武者はまだ終わることを許されない――。
呪文
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