ホットワイン
強い冷気をまとって、凪咲が駆け込んできた。
「さ…寒い……! ついこの前まで夏だったのに、秋はどこ行ったのよ……」
「凪咲、いらっしゃい。ほんと急に寒くなったよね」
「寒いよ〜。はぁ、温まりたい……かすみー、なにかあったかいのちょうだい」
「はいはい。じゃあ、今の凪咲にぴったりの一杯を作るね」
――(カクテルを作る音、ワインの香りがふわりと立ちのぼる)――
「お待たせ。ホットワインです」
「うわ、きた! ホットワイン……これ、寒い時期の救世主なんだよね〜」
凪咲は両手でカップを包みこみ、ふぅ、と息を吐いた。
指先に少しずつ熱が戻り、肩の強張りがほどけていく。
「はぁ……生き返る……。シナモンの香りが好きなんだよね、これ」
「凪咲はスパイス系好きだもんね。リンゴ加えてみたけど、どう?」
「……うん、美味しい。ほんと優しい味。香澄が作ると“心まで温まる味”になるね」
香澄は苦笑しながら、カウンター越しに凪咲を見つめる。
「今日は仕事、疲れた?」
「んー……正直、ちょっとね。新しいプロジェクトが始まってさ、頭がずっとフル回転で……」
「そっか。よかったら、話していきなよ。うちのホットワインは“愚痴吸収率100%”だから」
「ふふっ、なにそれ。……でも、ありがと」
凪咲は温かさに溶けるように、ゆっくり口を開いた。
「なんかね、頑張りたいのに、うまく言葉にできないことが多くて……」
「凪咲は十分頑張ってるよ。私、知ってる」
「……そう言われると、なんか泣きそうじゃん……」
カップを口元に寄せて誤魔化す凪咲の頬は、ワインの色みたいに赤く染まっていた。
「ねぇ香澄、さ……」
凪咲が何か言いかけた瞬間、店の扉の向こうから足音が近づいてきた。
(チリンチリーン)
「お疲れ様です〜! え!? 凪咲さん、泣いてませんっ?」
「ないてない! 泣いてないからね遥ちゃん!」
温まった空気が一気に賑やかになり、香澄はくすりと笑った。
---
ホットワインのお話を書きたかったんですが、ちょっと思い浮かばず、出だしだけ書いてchatGPTに投げてしまいました(;´∀`)
ちょっと香澄さんの性格が想定より優しいですが、だいたい手直しがいらず。
改めて凄いのは分かりましたが、一応書いた出だしが効いてくれた気もするので、やはりまだ完全丸投げはするべきじゃないかな?という感じも。
さて、ホットワインですがこちら決まったレシピはありません!何のワイン使うかも自由ですし、スパイスに混ぜるのも自由!
豆知識を言うなら、海外では「グリューワイン」「マルドワイン」と言うのが一般的だそうです。
あまり私も作ったことないですが、シナモンやオレンジピールといった香辛料や、砂糖やシロップなどを混ぜて甘くするのもアリですね!
巧い人はサッと作っちゃえるので、この季節にお試ししてみてはどうでしょうか!?
呪文
入力なし