主人の知らない影
定期的に訪れる密約、四宮グループが盤石の基盤を築き安泰のためのパーティ、いわゆる性接待である。
かぐやが呼べば必ず現れる早坂たが、2週に1回こつぜんと姿を消し、彼女の呼びかけに反応することはない。
もちろん予め休みを貰うことを了承してはいるが、かぐやは休暇だと思っているようだ。
しかしその実、早坂はいつもの業務より何倍も過酷な文字通りの肉体労働を行っている。
取引先の役員、上層部、年の離れた社長や海外のCEO、年齢もさまざまだ。
もちろん早坂に拒否権はない、一対一の援助交際、それが一夜にして何人も訪れる。
一番に早坂を汚したい者から既にドロドロになった身体を奴隷のように扱う者まで、さまざまな趣向を早坂は受け入れる。
約束事は2つだけ
・避妊のため中出しはNG
・傷つける行為、薬の投与は御法度
今夜も早坂は十数人の男たちの欲望をその身で受け止める。
激しいピストン、下から突かれ、息も絶え絶え、ただただ股を開いて喘ぎ続ける。
夜明けごろ、ようやく解放された早坂は一人シャワーを浴びながら涙を浮かべる。
『私の幸せってなんだろう…私は…』
しかし主人の前でこんな姿は見せられない。
彼女は身体を清め、今日も学園でかぐやと会長のやり取りを遠巻きに見る。
その目に悲哀の感情はない、影に徹する、それだけのことだから…
呪文
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