赤上小織、ナイフで脅されて……
赤上小織(以下、赤髪兄)「え?」
いきなり声をかけられ驚く赤髪兄。声をかけてきたのは知らない男子生徒………と言うより、知らない学校の生徒だった。ブレザーのその制服はこの近辺では見たことがない制服だ。
少なくとも、男子の制服が学ランな音湖野小杉高校の学生ではない。
どちらにしろ、面識のない学生が声をかけてきたという事で、赤髪兄の「人見知り」と「陰キャ」が発動する。
ビクッとしながら、怯えた小動物の様に身体を縮こめて警戒している。
しかし、赤髪兄のその様子に他校生徒は慌てて手を振った。
他校生徒「いや、ごめんごめん!脅かすつもりは無かったんだ。実は音湖野小杉高校の生徒に知り合いがいてね、そいつの話に出てきた人を探しててさ」
赤髪兄「は、はぁ……」
困惑する赤髪兄。だが、他校生徒は構わず赤髪兄の前に箱を差し出す。ふたを開けるとそれは……高級和菓子詰め合わせセットだった。
赤髪兄「はぅ!……お、美味しそ……」
思わず涎と手が出そうになる赤髪兄。そして他校生徒はその箱を渡してくる。
他校生徒「ちょっと話を聞きたくて、いいかな?」
赤髪兄「は、はい!」
他校生徒「じゃ、ちょっと場所を移動しようか」
赤髪兄「はい、ついて行きます」
そのまま他校生徒について行く赤髪兄。
そして辿り着いたのは………………廃墟の様な建物。
赤髪兄「え……………?」
思わず眼が点になる赤髪兄。だが他校生徒は構わず赤髪兄の腕を掴み引っ張っていく。
赤髪兄「え?あ、あの!……………こ、ここは一体…?」
思わず声をかける赤髪兄。だが………。
他校生徒「うるっせえなぁ……」
怒気をはらんだ他校生徒の声に思わずビクッとする赤髪兄。他校生徒は睨んだまま赤髪兄を引っ張っていく。
赤髪兄「あ、あの……や、やっぱり帰ります!これ、お返ししますから!」
他校生徒「いまさらそんなこと認められる訳ねえだろうが!」
赤髪兄「ひっ……」
和菓子セットを返そうとした赤髪兄だったが、他校生徒に睨まれ怯えてしまう。さらに………。
他校生徒「ああ、もう面倒くせえからこれで良いや」
他校生徒はそのままカバンから………刃渡り20cm位ありそうなナイフを取り出した。
他校生徒「お前………逃げようとしたらぶっ殺すからな」
赤髪兄「う………」
ナイフを突きつけられ、黙らざるを得なくなってしまう赤髪兄。そして他校生徒はその様子に満足しながら、カバンの中からいろいろと取り出した。
他校生徒「おい、まずはこれに着替えろ」
赤髪兄「え……こ、これって……」
渡されたものを見て青くなる赤髪兄。それは………他の学校の女子の制服だった。更に女子の下着も添えられている。思わず泣きそうになる赤髪兄。
他校生徒「おう………お前の学校の3年にヤンキーみてえなのがいるだろ?そいつ俺と中学の同級でよ………ソイツから話を聞いてて興味があったんだよ………………なあ赤上小織ちゃん」
赤髪兄「うぇ……な、なんで俺みたいな……モブ顔のつまらない男に……こんなこと……」
他校生徒「つべこべうるせえな!さっさと着替えろ!」
赤髪兄「うう……は、はい…」
ナイフで脅され渋々着替える赤髪兄。服はちょっと変わったセーラー服にスカート、白いブラジャーにショーツ、カチューシャもついていた。そして着替え終わった赤髪兄を見て………。
他校生徒「あははははは!なるほど!確かにこりゃ女だ!」
そう言いながら、近寄ってくる他校生徒。その手にはロープと手拭い、それに………ちょっと変わった器具。
他校生徒「大人しくしてろよ!騒いだらコイツをぶっ刺すからな!」
赤髪兄「は、はい……」
脅されて泣きそうになっている赤髪兄を持っていたロープできつく縛り、口に猿轡をする。さっきあったちょっと変わった器具は、SMなどで使う猿轡だったのだ。
他校生徒はそのまま赤髪兄の後ろに回り込むと、その身体を抱きしめ、更に首筋にナイフを突きつけた。
他校生徒「分かってると思うが………妙はことを言ったり、おかしな行動をすれば、その場で刺し殺す!」
赤髪兄「む!むうう!」
呻き声を上げることしか出来ない赤髪兄。そして他校生徒はそのまま赤髪兄の身体を抱きしめ、胸元を破り、スカートを破り、下着を露わにする。さらに自分のペニスを取り出し、赤髪兄のお尻に擦り付けたり、無理矢理握らせたりする。その他にも、赤髪兄の唇を奪ったり、胸をしゃぶったりして赤髪兄の身体を楽しんだ他校生徒。
他校生徒「さてと………それじゃ最後に……」
そう言うと他校生徒は赤髪兄の首に手をかけた。
そう………このまま証拠隠滅のために赤髪兄を殺してしまおうとしているのだ。
赤髪兄「むぅぅ!んんん!むうう!んむう!むうう!」
恐怖を感じ目を見開いて首を横に振る赤髪兄。だが、他校生徒の腕にはどんどん力がこもっていき………。
太田栗夫(以下、オタク君)「剣崎殿!いたでござる!こっちでござる!」
剣崎道一(以下、剣道部主将)「ああ!任せろ太田!」
そう叫んで中に乱入してきたのは、赤髪兄の数少ない友達の剣道部主将とオタク君だった。
他校生徒「な、なんだお前ろ⁉」
剣道部主将「うるせえ!」
バシン!バシィィン!
剣道部主将の竹刀が炸裂する。ナイフを弾き飛ばされる他校生徒。
他校生徒「く、くそ!」
剣道部主将「どうした?何なら俺が相手になるぜ」
他校生徒「ク、クソ!………憶えてやがれ!」
清々しいほどの悪人台詞を残して去っていく他校生徒。
剣道部主将「まったく……大丈夫か小織?」
オタク君「剣崎殿が来たからもう安心でござるぞ!」
剣道部主将「いや、お前もいるじゃん」
オタク君「甘いですぞ剣崎殿!某はオタクで陰キャで体育の成績は絶望的、戦力だと思ってもらっては困るでござる」
剣道部主将「いや、んな自慢げに言われても……」
剣道部主将とオタク君のやり取りを聞いて気が緩んだのか、赤髪兄の眼に涙が溢れ出す。
赤髪兄「ふぇ……びょえええぇぇぇぇぇん!ご、ごわがっだじょ~!ありがどう、みじがずくん!おおだぐん!」
剣道部主将「ああもう、泣きながら礼を言うな、何言ってるかサッパリ分からん」
オタク君「右に同じでござる」
そう言って苦笑いする二人。
それでも当分赤髪兄は泣き止まなかったそうな。
・
・
・
その日の夕方、赤上邸。
赤髪ちゃん「あれ?どうしたのお兄ちゃん。何か考えこんじゃって……」
赤髪兄「いや、それが……う~ん?」
赤髪ちゃん「どうしたの?」
赤髪兄「今日助けてもらった時に、何か道一君の顔が妙に赤かった気がして………もしして風邪でも引いてたのかなぁ?」
赤髪ちゃん「……………………多分違うと思う」
呪文
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