月下の姫
冷たい石畳に膝をつく姫の姿は、まるで一輪の氷の花。
風にたなびく銀糸の髪と、薔薇のように舞う紅の花弁が、静寂の舞台に彩りを添える。
彼女は誰の前にも跪かない。
それでも今、この場所でだけは、自らの意志でその膝を屈していた。
胸元に輝く宝石が、鼓動と共に淡く光る。
その光は、遠き日々に交わした誓いの名残。
「……待っている。貴方が、扉を開くその時を。」
声には出さずとも、瞳がそう語っていた。
月は沈まず、夜は終わらない。
姫がその場にいる限り、永遠に続く物語の、ただ一夜の夢。
呪文
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 93947312
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0
- Noise 1
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 93947312
- Sampler DPM++ 2M Karras
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