小説『お母さんと弁当!』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『お母さんと弁当!』
倉里結望はスタジオナバナの映画監督で故に多忙…故にカタカタと
ラップトップでシナリオを書いていた。彼女が脳裏に浮かべるのは
10歳の息子の結仁(ゆいと)と
夫の健仁(けんじ)がここにいたらなぁ~という願望だった。
脳裏に浮かぶ幸せな構図…
結仁が食べたい物があれば
分け与え…と考えていると
「弁当持ってきたよ」
夫と息子がやって来たことに
嬉しくなり、頬をつねるが
虚構ではない本物だった。
「ありがとう」
夫が作った弁当に
胸を高鳴らせて
倉里結望(くらさとゆいの)
は時代劇映画を作るために
飯を食って頑張るのだった。
呪文
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