ティーリング・ブラックピッツ
「次は……フルーティな甘みを感じやすいものを、ロックでお願いできますか」
「承知いたしました」
香澄は軽やかに答えると、氷をグラスに落とし、琥珀色の液体をゆるやかに注いだ。氷がきらめき、透明な音を立てる。
「お待たせいたしました。ティーリング・ブラックピッツでございます」
差し出されたグラスからは、ほのかな煙の香りが立ちのぼる。
客は眉を上げる。
「おや……アイリッシュでスモーキーとは珍しいですね」
「ええ、こちらはピートを使ったアイリッシュ。スモークの奥に、果実の甘みが共存しているんです」
香澄は微笑んで、グラスを指先で示した。
「度数は46度とやや高めですが、ロックにすると甘みが花開くように感じられますよ」
客はゆっくりとグラスを傾け、氷越しに液体を口へ運んだ。
「……ほう。確かに、煙は軽やかで、重さがない。その奥からレモンのような爽やかさが顔を出しますね」
「ふふ。氷が溶けるにつれて、果実味はさらに前面に出てまいります。まだ暑さが残る時期には、この軽やかさがよく映えるかと」
「なるほど……アイリッシュの印象が変わりますね。思っていた以上に華やかだ」
香澄は嬉しそうに小さく頷いた。
「お気に召していただけて何よりです。おすすめした一杯を気に入っていただけることほど、私にとって嬉しいことはございませんから」
「いやあ、これは素晴らしい。今度、友人にも勧めてみますよ」
「ありがとうございます。その際にはぜひ、またこちらへもお連れくださいませ」
香澄は穏やかに笑みを浮かべ、グラス越しに客へ軽く会釈をした。
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小説調、やはり難しいですね^^;
どうにか最初は自分で書いてみたんですが、どうにも読みにくいものとなってしまいまして……今回もchatGPTへ添削をお願いしました。
ただ、書く時に"何を伝えたいか"を込めて、更に"どういう点を改善したいか、何を主軸にしたいか"といったことをちゃんと理解しておくことでchatGPTからより良い答えを得やすいと思っています。……願望も込めていますが(;´∀`)
さて、このティーリング・ブラックピッツですが最近気に入っているバーで出していただきまして。
オーナーが副業でやってるのもあるのか、かなり珍しいラインナップが多いのですが、初めて見かけるものでした。
この時はロックでいただきましたが、ストレートにするとよりスモーキーさが前に出た上でのフルーティーさとの共存を感じられて、厚みのあるアイリッシュ感という雰囲気になるようです。
ハイボールだとほんのりスモーキーになり清涼感が出るみたいですね。ただ特徴が薄れちゃうし、値段的にもオススメとは言えないみたいです。
こちらの投稿が、自分でも色々と試せるキッカケになるのは嬉しいことですね!
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