休息の大衆酒場 ~辻褄合わせの見聞録~ 第6幕
結局、任務のことは考えずに心のままに散策をした1日だった。
支給された衣服はやはり動きづらいかったので、持参した服に途中で着替え、この国で買ったフリフリな前掛けを付け足しただけのとても簡素な状態である。
「しかし、通行人や商店の人たちは物資や転移の件ばかり話していたし、やはりここもボクたちと同じ様に違う土地から来たのだろうか?...それにやっぱりこの国は平和な国っぽいし、いきなり他国に攻撃するようにも思えない…う~ん」
そうブツブツと考え事をしていると、どうしてもボクたちの国が思い違いして一方的に攻撃をしたように思えてくる。
「そういえば、あの声については、ここの人たち何も話してなかったなぁ...ボクたちにしか聞こえてなかったんだろうか?...まぁいいや晩御飯も食べたし、今日の寝床でも探すか~」
呪文
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