プロンプト研究成果発表会(4)クオリティ系プロンプト所感まとめ
使用モデル:yabalMixV4
いわゆる「クオリティ系」とまとめられるポジティブプロンプト群には、masterpieceとかtop quarityとかがあるけれども、個ロボ的には上記プロンプトの〈常用〉にある三種を基本に、追加二種を画像の出方に応じて追加して再生成する、みたいな感じが良さげだよ。
このうち Super resolution は、まだabsudresというクオリティプロンプトが流行っているのを知らなかった頃にロボが発見したワードで、ぶっちゃけabsurdresと似たような効果を発揮してくれるよ。これらのプロンプトと似た印象なのが基本に入れたmasterpieceで、こいつらはまとめて、「無指定の時の構図を変化させることがある」という特徴があるよ。
以下、プロンプトをちょっと解説するよ。
〈基礎となる構図・絵柄をキープしたいなら〉で並べた三つだけなら、それらを指定しない時の構図をそんなに大胆には変えずに多少のクオリティアップが図れるよ。
新しいモデルは過学習気味で、なにも指定がなくとも良い絵柄・構図・精細さで出力してくれるから、常に新しい学習モデルを使ってるような人は、この程度で抑えておいても別に不満はないと思うよ。quarityとdetailは修飾を弱めにしておけば、そんなに構図は変えないようなので安心して使えるよ。
〈大胆に変化があってもクオリティアップを目指すなら〉の三つは、quarityとdetailの修飾をかなり強めているよ。ぶっちゃけ、修飾部分は多少違うワードになっても通用すると思うよ。extremely を insanely にするとか(top とか best はよく見るよ)。
ここまで修飾を強めると、構図がガラッと変わってしまうよ。二枚目サンプルは、修飾ワードが違うけど変化の例だよ。
ここらへんの変化は好みが分かれると思うので、こっから先は自分で修飾ワードをあれこれ試してみるのが良いと思うよ。
〈場合に応じて追加〉の二つは、一言だけだけど構図をガラっと変えてしまうことが多いので使いどころが難しいプロンプトだよ。absurdresはよく見かけるけど、たぶん super resolution を使っている人はロボ以外にほぼいないよ。なぜならロボが absurdres の流行に気付く前に、発見して効果を確認したワードだからだよ。
これらは似て非なる感じで、だいたい同様の「精細さアップ」効果を及ぼしつつもなんかちょっと違うな、という感じに作用するよ。
どちらも構図を変える可能性が高いので、もともと良い or 好きな構図を出してくれるモデルを使っている場合は、あまり有益ではないかもしれないよ。なので時と場合に応じて追加するか、「今日はこいつを使う」と決め打ちで使って差を楽しむのが良いのではないかと思うよ。
ということでロボは現在、基本の三行(masterpiece,high quarity,detailed)をベースに物足りなかったらワードを強めていき、たまに解像感・精細さアップに追加の二行を突っ込むという感じだよ。
AIに何を出力させたかの蓄積や、使用モデルの傾向によってこれらプロンプトの効き方は変わるものではあるけれど、ロボの環境ではこういうまとめになったよ。(それすら今後のモデルの変化によってはちゃぶ台ひっくり返すようなこともあり得るんだけども)
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