卑しい妄想と自己処理の義務
エレクトラ姫は、冷徹な大理石に囲まれた「議事堂」に立っていた。彼女が臨むのは、国境警備の予算と、各部隊の忠誠心を確認する「軍務監査の儀」だ。彼女のドレスは、威圧的な濃いグレーのツイード。その硬質な衣装は、彼女の冷酷な支配者としての威厳を強調していた。
集まったのは、若手士官や衛兵隊長など、軍務に就く男性臣下たちだ。彼らの視線が、職務への忠誠心ではなく、彼女の圧倒的な美貌と、その下にある肉体への、卑しい関心で汚れているのを、エレクトラは見抜いていた。
(鉄と血で国を守る者たちが、結局は一人の女の肉体に目を奪われる獣とはね。その弱さ、私が利用してやるわ。)
儀式の作法として、姫は「厳正なる監査の証」として、視覚的なチェックがしやすいインナーを着用する義務があった。彼女の体には、白く光沢のある厚手のサテンのインナーが着用されている。これは、一切の嘘や偽りを通さない「真実の鎧」の象徴とされていた。
II. 忠誠心の査定と開脚の命令
軍務総長が「兵士の鑑たる姫よ、我らに忠誠の証を示されよ」と告げた。
エレクトラは、冷たい無表情のまま祭壇の前へ進んだ。彼女は、この儀式を軍人たちの**「精神的な裸の査察」**に変えることを決めた。
彼女は、監査官が立つ台の前に立つと、極めて挑発的に両脚を大きく開いた「ガニ股」の体勢をとり、深く腰を落とした。濃いグレーのツイードのスカートは、その動作で重々しく持ち上がり、股下から白く光沢のある厚手のサテンのインナーが、軍務に就く全ての男性臣下の視界に、有無を言わさず晒された。
士官たちの間には、緊張とは違う、制御不能な熱気が広がる。彼らは、目の前の姫のインナーと、軍人としての規律の間で引き裂かれていた。
エレクトラは、その屈辱的な体勢のまま、軍人たちに命令を下すような、明確で冷たい声で語りかけた。
「よく見なさい。この白は、あなたたちに永遠に手が届かない、私の純粋な権威よ。あなたたちの心にある、だらしない妄想は、この権威に打ち砕かれる。」
彼女は、動揺を隠せない若い士官の瞳を見据えた。
「あなたたちの卑しい視線が、私に向けられている限り、あなたたちは私の奴隷よ。そして、その欲望の炎が、職務を離れても鎮まらないのなら、どこかの暗い兵舎で、一人静かにその熱を鎮めなさい。」
そして、彼女はさらに続けた。
「あなたたちの下劣な衝動は、この国の軍律とは無関係の、あなた自身の病よ。その病は、あなた自身の力で治療する義務があるわ。さもなくば、その汚れた手で、この議事堂の空気を汚した罪は重いわよ。」
III. 視線の支配の完了
エレクトラは、軍人たちの精神的な敗北を確認すると、ゆっくりと、しかし機械のように正確な動作で立ち上がった。
「あなたたちの忠誠心は、この光景によって永遠に私に縛られたわ。私以外のものに、あなたたちの熱を向けることは許されない。」
彼女は、男性たちを一瞥し、議事堂を後にした。残された軍人たちは、白いサテンの残像と、冷酷な姫の命令に打ちのめされ、ただただ平伏し、己の欲望を呪うしかなかった。
呪文
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