アヤナギ荘の日常 #19 -Everyday Ayanagiso-
メイド衣装のシロキが、帰宅したクロキに対しお辞儀をする。
それを目にしたクロキは一瞬目を丸くするも、
奥の声を聞き呆れた表情を浮かべる。
「…シロ、お前なにやってんだ」
「えへへ、つい楽しくなってしまって…」
「“楽しく”って。絶対それハルの仕業だろ」
クロキは靴を脱ぎかけたところで、ふと視線に気づく。
廊下の角からひょっこりとハルマがクロキを見つめている。
「……うわ」
「クロ姉~っ♡」
「お断りだ」
「まだ何も言ってないのに⁉」
衣装を抱えたハルマがクロキに近づく。
「シロ姉とアカ姉が並んでこんな可愛いメイドさんに
なってくれてるのに、クロ姉抜きとかおかしいじゃん!
バランス!テーマ性!」
「勢いで話して押し切るな!
アタシはそういうの着るキャラじゃ――」
シロキがそっと手を合わせ、上目遣いでクロキに迫る。
「…クロのメイド姿、あたしも見たいです」
「……ぐっ。お前それズルいぞ」
そして数分後。
「着たぞ。絶対撮るなよ。見たやつの記憶、全部消すからな」
こうして、ハルマのアヤナギ荘メイド化計画は完了し、
後はイベントの当日を待つのみとなった。
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