ウェスティリアの滝での特訓
ウェスティリアの滝に降り立ったらんまと達也は、グランゼンが復活させた太古の巨人を倒すために修行を始めた。達也は瞑想を終えると、水神を呼び覚ます召喚陣を水面に描いた。その間、らんまは滝の中から飛龍昇天波を繰り出す準備を整えた。
達也が魔力を解放させ、召喚陣から、らんまの頭上へと青い魔法陣を浮かび上がらせた。そして、らんまはすばやく飛龍昇天波を放つ。
勇者魔法と無差別格闘のコンビネーション技・水神龍昇天波は、何度やってもうまくいかなかった。らんまの昇天波は、達也の召喚陣のタイミングにうまく合わず、滝の水が身体を打ち付けるだけで、水神の力を引き出せないままだった。
達也は懸命に修行を続けるらんまを見て、声をかけた。
「らんまぁー、もっと腰を落とせ、そんな昇天波じゃ、水神の力を乗せることはできないぞ!」
んまは達也の言葉に耳を傾け、再び腰を落として、何度も飛龍昇天波を放った。しかし、結果は変わらず、水神の力を引き出すことはできなかった。
「くっそ、なんとしてでも、会得してやる!」
二人は疲労と失望に打ちひしがれながらも、決意を新たに修行を続ける。
呪文
入力なし