小説『雪上ヲ謳歌セシ猫人形』【ニャンノ世界】
『雪上ヲ謳歌セシ猫人形』
灰色の猫人形ことジェネリック・ネコノはホッカイロウにて冬の楽しさに心をワクワクさせていた。
雪原を滑る喜び、厳しい自然なれど平気なのは人形ゆえに、怪奇たらんとする。
心意気であった。
楽しい時はすぐに過ぎ去る。
さながら、砂時計の如く一瞬の煌めきにときめかては、再び、スキーを滑る。
猫なのにどうして、滑れるのかって?
むしろ、冬も平気なのはなぜかって?
それは人形であり怪異だからだ。
生命体ではない無機物な怪異
だからこそ、マイペース
揺らめいて、唐突に消えてしまいそうなほどになれど、再びふらっと現れる奇っ怪で旅人的な文化人形は、
夜空を眺めながら微笑むのだ。
「冬もジェネリック・ネコノ〜♪」
宙には満天の流れ星が見え、ホッカイロウの冬にて焚き火の燃ゆる音が何とも浪漫があって善きかな善きかな
動画(YoutubeShorts)
https://youtube.com/shorts/2tkwk7VNtp0?si=nzKKvEDqfpI706WB
〈この怪異に関して〉
https://www.chichi-pui.com/posts/2bf7a15d-639e-4f7a-ab7d-d8f809beb1b8/
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。