ゲットだぜ!
「ラーメン食べなきゃゼロカロリー」って、言ってること自体はめちゃくちゃ普通です。食べなければ体に入るエネルギーはゼロ。それだけの話です。けれど、この言葉が心に突き刺さるのは、「数字の話」よりも「気持ちの話」をしているからです。
ラーメンって、ただの料理というより「誘惑の象徴」みたいなところがあります。部活帰り、テスト終わり、夜遅くの帰り道。おいしい匂いがしてきたら、理屈より先に心が動きます。けれど同時に、「太るかも」「体に悪いかも」という心配も心をよぎります。その小さな衝突を、真正面から解決するのはちょっと面倒です。
そこで出てくるのが、この一文です。
「食べなきゃゼロ」
当たり前です。けれど、その当たり前をわざわざ口にすることで、迷っている自分を少し客観的に眺められます。まるで自分の葛藤をコントにしてしまうような感じです。深刻にならずに済む。
日本では人々の間に、健康や自己管理が大事だという空気があります。ちゃんとしている人でいたいという気持ちもあります。その中でこの言葉は、真面目な空気を少しだけ緩める合図になります。「わかってるよ。でもさ」と笑える人同士の、ゆるい共犯関係です。
構造として見ると、この言葉は「行動がなければ結果もない」という、すごく基本的な因果関係をなぞっています。難しい哲学の話ではなく、私たちの世界の動き方のいちばん小さな形です。それをラーメンに当てはめているから、少し滑稽で、でも妙に納得してしまう。
「正しいかどうか」よりも「迷っている自分」をどう扱うか。その方法の一つが、この軽い言い回しです。
たぶん面白いのはゼロカロリーの部分じゃなくて、その前で立ち止まっている人間のほうなんですよね。
「ドヤ顔で名言」
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