★不死身
企画名:特殊能力に参加させていただきます。
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/4826fcd6-8811-4d12-b6b6-71fecd988498/
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戦。
燃えさかる都。
夜空は紅蓮に染まり、灰が雪のように降っていた。
焼け崩れた寺の中で、一人の絵師が血にまみれた筆を握っている。
その筆先は、すでに自らの血を絵の具としていた。
「どうして……美しいものほど、壊れるの……?」
頬に流れた涙が、血と混ざり、紅に変わる。
やがて彼女の声は、祈りではなく呪いに変わった。
「ならば、この世を美しく塗り替えてやる。
私の身を鬼に捧げよう。」
瞬間、炎が渦を巻き、黒髪が宙に舞う。
白かった肌は灰に染まり、瞳は紅く輝きだす。
桜の花びらのように散る血の中で、
人間だった少女「花」は“黒華”となった。
彼女にとって生命は素材。
自らの美や信念を貫くためなら、他者の死を厭わない。言葉を話し、考えることもできるが、その思考には「道徳」や「共感」が欠落しているため、良心や後悔に左右される事は無い。
人間を理解はできても「感じる」ことができない。それは千年経っても変わることはない。
呪文
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