傷だらけのガブ/イヌ大天使娘ガブ
ガブ「うるさいぞ!さっさと傷薬を塗れ!」
偽物「はいはい……それで?今回は誰と喧嘩したのさ……」
ガブ「近所のガキだ!あいつら!こっちを見て『ハーフだ』と煽ってきやがったんだ!エリシャが呪ったように、私も呪えば良かった!」
偽物「それで3対1で喧嘩か…呪うどころか実力行使じゃん……ほどほどにしなよ?謝りに行くの僕なんだからね?」
ガブ「フン!嫌なら私を追い出せばいいだろ!」
偽物「またそんな事を言って……ミヤだって随分心配してるんだよ?…ん?……そういえば確か…ミヤと一緒に遊びに行くって……あれ?もしかして…子供たちが煽ってたのって……ミヤだったの?」
ガブ「………フッ!フン!ミヤ姉さまは争いを好まないからな!わっ、私が代わりに露払いしたまでよ!」
偽物「ふふっ。そうか、そうか!流石『番犬ガブ様』だな!偉いぞ❤」グシグシ
ガブ「こっ!こら!イヌじゃないんだから!髪を触るな!」
偽物「イタっ……いたた……」
ガブ「すっ、すまん……まだ…痛むのか??」
偽物「いや、たまにズキッとするだけだよ。気にする程じゃないさ」
ガブ「そっ、そうか……あの時は…すまなかった…な…」
偽物「おやまぁ?丸くなっちゃって❤」ニヤニヤ
ガブ「ちゃ、茶化すなよ!私だって…お前が悪人では無い事ぐらい…理解できるさ………納得はできないが…」
偽物「そうか。今はそれでいいさ。僕だって…今後どうなるか分からないからね……」
ガブ「??…………まさか!!…それを、私に見定めろと…言うのか?」
偽物「悪いね。損な役回りをお願いしちゃって。」
ガブ「……………一度しか言わないぞ。偽物。私は…以外にもお前を買っているんだ。私自身、信じられないがな……だから…だから……」
偽物「……」
ガブ「頼む…私に…『槍』を…抜かせないでくれ……」
呪文
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