小説『斗柳葉 琴代、散兵です』【ニャンノ世界】
『斗柳葉 琴代、散兵です』
「敬礼!」
斗柳葉琴代はなぜ、ストームトルーパーの格好をしているのか。
其は、昔の映画が好きなため、
ネタ不足に陥った時は
こうして、コスプレをして、
先生の発想力と空想力を
底上げするために奮闘していた。
「う~ん、うかばにゃいな」
ニャアホコ先生は、概念的煙草を吸った。
猫の癖に生意気だと思ったが、
グッと堪える、ぶってはいけない…
ぶてば、なぶったね、ジャア~
と、ニャアホコ先生は、再び筆を握ることはないだろう。
気難し屋な先生に
内心、苛立ちながらも
表向きは笑顔で振る舞い
時おり、コミカルに
接しつつも内心はプンプンだった。
(ネタを生み出すために、頑張っての、あの先生は、もう!)
素顔が出そうになった時、
ストームトルーパーになるのだった。
呪文
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