グリムウルフ 『小麦畑防衛戦』 #2
銃や火炎放射器で武装した集団がレスランドを食料を強奪し始めた。
運が悪く、ウサギさんたちの手で綺麗に整備された小麦畑は悪漢の眼にとまってしまった。
悪漢リーダー
「良い小麦畑じゃねぇか、お前ら小麦を奪っちまえ、持てない分は焼いてやろうぜ!」
悪漢ども
「これだけ小麦がありゃ、酒が飲めるぜ、ヒャッホー!」
グリムウルフ隊長
(仕方がない・・、まずは説得を試みるか・・、合図があるまで手を出すなよ?)
グリムウルフの少年が悪漢の前に飛び出し、演技掛かった声で説得を開始した。
「やめて!お願いします、この小麦畑から小麦を奪ったり、燃やしたりしないで!!」
悪漢
「誰だてめぇ?」
隊長
「ここで働いている者です!お願いします!やめてください!お願いします!」
必死の命乞いにも似たセリフに対し、悪漢どもは笑い始めた。
隊長の芝居がかった声が素に戻りつつある、怒りが滲みだしているようだ。
「警告はしたぞ、止めなければ排除する」
悪漢リーダーが隊長の目の前に歩み寄ってきた
「てめぇ気に入らねぇな・・、死ね」
悪漢のリーダーは拳銃を取り出すと、躊躇なく隊長に向かって発砲した。
撃たれた隊長は吹き飛ばされ、小麦畑の中へと転がりこんでいったのであった。
呪文
入力なし