グランゼンとレスランドの同盟締結を協議する使者達
エルフェアルに侵攻し、ウェスティリアの侵略から防衛するレスランド。
この2国が同盟を結ぶ手立てをたてるのは大地に吹く風のように自然なことだった。
先に条件を出してきたのはレスランドだった。
レスランドでは武器を作るための鉄鋼資源が不足しており、食糧を供給することを条件にグランゼンの豊富な鉄鋼資源や武器を譲って欲しいとのことだった。
このことは、長期化する戦線を維持するための食糧が枯渇していたグランゼンにとって、なによりも都合の良い条件であった。また、エスティリアとエルフェアルという共通の敵を持つ両国にとって、お互いの戦力向上は戦局を有利に動かすこととなる。
グランゼンにこの提案を断る理由はひとつもなかった。
こうしてグランゼンとレスランドは同盟関係を結ぶこととなったのだ。
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レスランドへ向けて出港する空路輸送船と魔導光学迷彩
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呪文
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