【セナ】月下の再会:黒エルフと王女の絆
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜本編②36 眩しい再会よりインスパイア
再び側面の扉が開き、左右には兵士の列。その列を辿っていけば、そこには可愛らしい女性が一人立っている。両手をふんわり組み、体の前に垂らしたその人は、比喩でなくキラキラした瞳を隠していない。
少しだけ燻んだ赤い髪。腰まで真っ直ぐに伸びていて、丁寧な手入れを感じさせた。スッとした瞳は知性を宿し、青みかがった翠。シーグリーンではないが、やはりオーフェルレムの色を漂わせている。
肌は白く、陽には余り当たっていないのだろう。手足も細いため、ちゃんと食べているのか心配してしまうくらいだ。華奢で仄かな儚さも見え隠れしているようで、セナからしたらクラスに一人はいる美人系優等生に見えているだろう。
それでも仄かな可愛らしさが残るのは年齢からで、記憶通りなら二十歳くらいのはずだ。
セナはゆっくりと歩いて行く。今回はローブなどしてないので、特徴的な黒エルフの美貌はそのまま現れていた。
「……久しぶり。随分大きくなったね」
「はい。セナ……様」
懐かしく変わらない声に感極まり、アーシアは礼儀など無視してセナへと飛び込んだ。柔らかな胸の感触は変わらず、自分より頭一つ分高い黒エルフは抱き止めてくれたのだ。昔は抱きついても腰辺りだったが、少しは成長出来たのかなとアーシアは思った。
「どうか、もっと強く抱き締めてください」
「昔、レオナも同じこと言ってたよ」
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