小説『御褒美はお寿司♪』【ニャンノ世界】
『御褒美はお寿司♪』
今日も寒い場所や、
慣れないドレスに悪戦苦闘した
ねこちゃんは、紙案元にねだる。
「ねこ、いっぱい、がんばったにゃ!これは、うまむすめ的にいえば、ごほうびがほしいにゃ!」
連日、続く企画、
休日など
現実ではないからこそ
ないわけで…
紙案元は、考える。
「もしかしたら、姫ドレスがうまくいかなかったのは…御褒美不足だったのか…」
毎度、企画を考え、
見つめ、悩みに悩み、
眠ることなどあったっけと、
ふと、宇宙猫のような感覚を覚える。
そして、記者である彼もまた、
気分転換らしき気分転換を
していなかったことに気づく。
「そうだな、ここんとこ、寒い場所にずっといたり…よし!ねこ、何が食べたい?」
「なまざかにゃ!」
即答である…
だが、なまざかにゃ!は
あいにく、人間が食べたら
食中毒や寄生虫にかかるため
即却下された。
「回転寿司にしようか」
「回転!寿司!回るやつにゃ!」
眼をキラキラと輝かせる
ねこちゃん、ワクワクとルンルンな気持ちで気分はパラダイスである。
「お寿司、ワクワク♪」
寿司、絶対に旨し!
確信たるものは入店以前から
約束された勝利のお寿司であった。
場所、怪奇・電脳都市線の列車に乗り、移動する。
人間の他にも様々な怪異が、列車を利用する。
ねこは、煌めくネオンライトと、アニメーションが魅力の街、
電脳電気街へと降り立つと
叫び出すは第一声はこれである。
「アキハバラー!」
「黎環時代の名称だぞ、それは」
「昔のアニメで学んだにゃん♪」
自信満々な ねこは、ワクワクしながら歩いていく。
お寿司、これは言語で聞いても
よだれが出てくるもので
人間でもこれだから、
猫耳にとって、それは
楽園であり
天国のごとき響きであった。
楽しみのネオンライト、
絡繰寿司の看板、
ヤマト国の木材を感じさせる
和のテイストには美を感じさせるものであった。
席に座り、タッチパネルで早速、注文する ねこ
「おさかにゃ!おさかにゃ!」
流行る気持ち、
ねこは、4皿連続で鮪を注文する!
「ガルツ海峡産鮪!食わずにはいられないにゃ!」
笑顔、圧倒的、笑顔、
ねこは食べることになると、
普段の〈おい、作者!〉における
反抗モードとは打って変わって
上機嫌になる。
紙案元はこう、思った。
(やはり、ねこは猫である、しかし、それがいい、それでこそ、ねこだ…さて、どんな記事を書こうかしらん)
レトロチックな小説的文体が浮かんだもので、紙案元とねこは
寿司を食べながら、至福の寿司タイムを絡繰寿司にて楽しみ。
最後はガチャガチャを2回引く。
「やったぁー!逆転武者震い猫にゃん!」
「愚魅堕武(ぐみだむ)、なんだ、これは」
「これは、前のクールで放送されれてた、ロボットアニメのライバル機だよ、と願夢堕武(がむだむ)が言っているにゃん」
「忙しくて見てなかったなぁ~」
「絶対見るにゃ!見なきゃ!引っ掻くにゃ!しゃぁぁぁー!」
帰り道、紙案元は、ロボットアニメ『絡繰戦記 願夢堕武』
に関しての話をいっぱい聞き、
一話だけと思い、見始めたら、
続きが気になって一気見するのであった。
(猫メモ)
cyan motoさんの作品
『プリンセス?ねこちゃん。』
https://www.chichi-pui.com/posts/cead762d-d339-4f20-a1f2-c9e220a553a4/
を鑑賞し、特にラストシーンや、
作中、慣れない姫のドレスを着ながら、奮闘する姿や、寒い冬にて頑張っている姿に、連日の企画で、御褒美を欲してるのかもしれないと空想が浮かんできて制作したものです。
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