華焔
セントレイクの接触からさして時も経っていない。
とはいえ、ここで何もしないのもどうにももどかしい。
今日の夕食でも買いに行こうかな、
くらいの気持ちで大きく息を吐き出して、メリナは屋敷を出た。
でも歩んでいるうちに、なんだか体が熱くなってきて。
ああ、もしかして、と彼女は気付く。
「全部燃やしちゃえば、早いかな…?」
どこの国が一番燃えやすいかな? と
ぼんやり考える夜は、ちょっとだけいつもよりどきどきする。
ぶわ、と夜の街に朱色が立ち昇った。
均衡が崩れるそのときまで、
炎の華は、ただ静かに燃えている。
呪文
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