無自覚なカレ

2024/03/19

使用したAI Stable Diffusion

ある夏の日、私の彼氏は若手人気女優・持田いずみと入れ替わってしまった。
いずみの突然の失踪が明らかになると、マスコミは大騒ぎ。いずみ宅前からの生中継中にいずみ本人を名乗る男性が乱入する放送事故も相まって、世間では謎が謎を呼ぶ怪事件となっていた。
それなのに……。
私「なんでアンタはそんなにのんきでいられるの？」
彼 in いずみ「まあ、なんとかなるでしょ」
目の前にいるこの男は（今はいずみの見た目をしているが）、何も臆することなく私をカフェデートに誘ってきた。
彼は世間の話題にとても疎く、ことエンタメに関しては漫画・アニメ・声優以外のジャンルには全く興味を示さない。
だから性別不問で注目度・好感度ともに他の追随を許さないいずみになってしまっても、何とも思っていないようなのだ。
今も両手で頬杖をついて私を見つめている。着けているマスクとメガネは変装用に私が用意した。
私「（小声で）アンタね、今は誰もが羨む有名人になってるってこと、少しは自覚しなさいよ。そもそも何、その格好。カジュアルにもほどがあるでしょうが」
白いタンクトップにダボダボのズボン。せっかくの素材が台無しだ。
彼「いいじゃん、暑いんだよ。それにもう長い付き合いだろ？俺達」
私「それとこれとは話が別。あと、胸を机の上に乗っけないでよ、はしたない」
彼「重くてしょうがないんだよ。肩は凝るしさ。こうしてればいくらかラクなんだ」
私「まったくもう……」
と言いつつ私の視線は彼の胸元に釘付けになっていた。
両腕によって寄せられた乳房が深い谷間を生み出しているのが、タンクトップの深い襟ぐりから簡単に見て取れる。また、コーヒーカップが邪魔でよく見えないが、乳房の下の部分は机の固さに負けて形を歪めているかもしれない。
私（ていうか胸デカすぎない？私のとは比べ物にならないくらい。今までテレビや雑誌でいずみちゃんを見てきたけど、あれは無理に小さく見せてたってこと？）
そういえば近年いずみはオーバーサイズの衣装を着ることが多くなったような気がする。あれはこれまでの純情イメージを損なわないための苦肉の策だったのか。
彼「あれ？もしかして⸺」
私「うるさい！」
私は赤くなっていた顔を何度も横に振った。

☆２枚目はメガネ、マスク無しバージョンです。

☆3/19 R-15フォトデイリーランキング34位獲得！
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呪文

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