小説『Today's Outside Underground』【ニャンノ世界】
『Today's Outside Underground』
深淵を散歩する。
終末事変が起こった後では何ら、
非日常ではないし、
むしろ、日常だった。
阿刀Patriot快空は、
時おり裏GPU学園系列の学園長
であることを忘れ、
ふと、旅にでたい気分に駆られる。
其が、旅行であることは…
言うまでもないことであるし
むしろ、ワクワクでいっぱいだった。
このワクワク感のままに…
先へと進むためには
どうすればいいかを考えた結果
時折、暗闇じみた影が
憂いを突き刺す
さながら、喉に突き刺さった骨だ
この影をどうにかせんといかんと
なって、浮かぶ心は憂鬱なる
心情…突き動かしたるは
闇の心か
今、必要なのは
不動を以て毅然とした
心持ちで影と対峙し把握することなのではないかと口にしつつも
この、不安の濁流を
エナジードリンクで
飲み干すのだった。
『Life is Game in The Ruins』
虚構じみた建物内を探索する
ルース系統のダンジョンは
異界図書館と同じ構造をなしており、小さなBackroomsあるいは
ニャンノルームズを形成していた。
あのダクトからは、ニャンノルームズに通じているかも…あるいは、
あの暗闇は怪異が見せた幻想なのやもとゲームブックじみた、終末部が書き記した書物を参考にしつつ、探索を続ける。
メタモル爺さんにとって、
必要なのは名誉や承認からではない…
此は単なる好奇心であり
酔狂じみた趣味でしかないのだということを…
呪文
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