うちの生徒_神凪 明莉
夕暮れ迫る公園の片隅。木陰に佇むベンチは、まるで世界から切り離された秘密の聖域だった。
神凪明莉(かんなぎ あかり)は膝を折り、目の前の男のベルトに指を絡めた。指先が微かに震える。夕闇に溶けかけたセーラー服の純白が、一層儚く見えた。ポニーテールにまとめられた漆黒の髪が風になびき、光と影の狭間に浮かぶ。
「……本当に……ここで……?」
言葉の端々に滲むのは、拒絶よりも戸惑いだった。彼女の澄んだ瞳が不安げに揺れる。しかし、視線はすでにファスナーを凝視していた。
男は答えない。ただ、硬く屹立したものが布地越しに自己主張している。明莉はゆっくりとファスナーを引き下ろした。
ズボンの隙間から、それは突如として出現した。
黒光りする亀頭。赤黒く蠢く血管が螺旋を描き、夕闇の中で不気味に脈打っていた。パンパンに張り詰めた陰茎は、周囲の空気さえ歪ませるかのような禍々しいオーラを放つ。汗と雄の蒸気が鼻腔を突いた。
「……すごい……おっきい……」
思わず呟いた言葉が羞恥を呼び起こし、彼女の頬が火照る。それでも指先は止まらない。しなやかな五本の指がペニスに絡みつく。熱い。芯のように硬い。押されても跳ね返ってくる弾力に驚く。
「触って……もっと……」
低く掠れた声が命令を下した。明莉の指が恐る恐る動く。上下に擦れば、余った皮膚が弛みながら追従した。鈴口からは透明な先走りが糸を引く。光沢を帯びた液体が彼女の細い指を濡らした。
「……んっ……」
微かな喘ぎが男の唇から漏れた。明莉の鼓動が加速する。羞恥の中に芽生えたのは、支配される被虐的な快感だった。
彼女は唾液を溜め込み、舌を突き出した。亀頭の先端に近づけば近づくほど、濃縮された雄の香りが嗅覚を侵略する。口が開く。濡れた舌先が尿道口を撫でた。
「……はむっ……」
小さな唇が亀頭を包み込む。熱い。舌が裏筋を這い、カリを刺激すれば、ペニス全体が跳ね上がった。じゅぷっ。湿った音と共に唾液が泡立つ。口内の粘膜と亀頭が摩擦し合い、ねっとりとした水音を奏でる。
「んっ……ふぅっ……」
明莉の呼吸は荒くなり、口元からは銀色の糸が伸びた。喉の奥に差し込む度に咽せそうになりながらも、奉仕は止まらない。上下運動を繰り返せば、ぬめったペニスが唇に吸いつく。口の中が彼の形で満たされていく実感が全身を痺れさせた。
「もっと深く……吸って……」
命じられた瞬間、明莉の目尻に涙が滲む。口腔を最大限に広げて、根元近くまで迎え入れる。舌と上顎で締め上げれば、男の息遣いが激しくなった。じゅぽっ、ぢゅるっ。下品な音が木々のざわめきに溶けていく。
「美味しい……?」
嘲笑うような問いかけに、明莉は否定できなかった。羞恥心よりも快楽が勝っていた。彼女の瞳に映るのは、暗がりでも鮮やかに輝くペニスの輪郭。それを貪り続ける自分自身の醜態。
――もう、止められない。
* * *
次の瞬間、男の手が明莉の後頭部を掴んだ。
「おごっ……!?」
強引な引き寄せ。亀頭が喉の奥壁を抉った。反射的にえずく。しかしそれは許されない。男の腕力が容赦なく口内を蹂躙する。ズボッ、ズボッ。抽挿が始まった。唾液と先走りが混ざり合い、泡となって唇の端から溢れ出す。
「ぐっ……うぇっ……!」
呼吸が遮断される。目に涙が溢れた。鼻から侵入する精臭に脳が痺れる。苦しいはずなのに、どこかで昂る自分がいる。抵抗しても力が足りない。男の腰の動きが速まり、喉を穿つストロークが深くなる。
「ふごっ……おほぉっ……!」
屈辱的な呻き。明莉の顔は苦悶と恍惚の狭間で歪んでいた。唾液と嗚咽が混ざり、顎を伝って落ちていく。口内のペニスが一際膨れ上がるのを感じ取った時、全てが決壊した。
「出る……! 飲んでっ……!」
命令の直後、灼熱が喉を叩いた。ドピュッ!ビュルルルゥッ! 勢いよく噴き出した白濁液が食道を直撃する。重たい粘液が逆流し、鼻腔まで押し広げる。むせかえる匂いと熱量に意識が霞む。
「うぐぅぅ……ごぼっ……!」
咳き込んでも放出は止まらない。口角から漏れ落ちた精液が顎を伝い、鎖骨に溜まっていく。呼吸を奪われたまま、彼女は白く塗り潰された視界の中で絶頂した――
呪文
入力なし